石川啄木 歌集「一握の砂」より

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いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握にぎれば指のあひだより落つ
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今日の花便り 「彼岸花」

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大好きな花のひとつで家の庭の片隅にも咲くし近所の田畑のあぜ道にも沢山咲くよ。


彼岸花 Red spider lily
和名の「彼岸花(ヒガンバナ)」は、秋の彼岸の頃に開花することに由来する。また、毒のあるこの植物を食べた後には「彼岸(=死)」しかない、ということに由来するという説もある。別名の「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」は、法華経などの仏典に由来している。

秋の花(最盛期は9月)。花色は赤、白、黄。

ヒガンバナの花言葉
花言葉の「悲しき思い出」は、ヒガンバナが墓地などでよく見られることに由来するといわれている。

「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」
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ヒガンバナは、曼珠沙華といった別名に加え、異名がとても多く、方言も入れて千以上あるといわれます。不吉であるとして忌み嫌われることもあるが、「赤い花」「天上の花」としてめでたい兆しとされることもある。

別名: 曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、リコリス
異名: 死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)、歯欠婆(ハッカケババア)など

ヒガンバナの英語名

Red spider lily(レッドスパイダーリリー), Hurricane lily(ハリケーンリリー), Red magic lily(レッドマジックリリー)


ヒガンバナ誕生花

9月20日、9月23日、11月15日



ヒガンバナの毒

ヒガンバナは全草有毒で、特に鱗茎(りんけい)にアルカロイド(リコリン、ガランタミンなど)を多く含む有毒植物です。うっかり摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。

ヒガンバナが水田の畦(あぜ)に多く見られるのは、田を荒らすモグラ、ネズミ、虫などの生物が、ヒガンバナの鱗茎の毒を嫌って避けるため、人為的に植えられたものと考えられている。また、墓地でもヒガンバナがよく見られるのは、虫除けや土葬後に死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためともいわれている。

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ヒガンバナの季節・開花時期

旬の季節: 秋
開花時期: 9月~10月
出回り時期: 9月~11月(最盛期は9月)
花持ち期間: 3~4日程度



名称・原産地

科・属名: ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名: Lycoris radiata
和名: 彼岸花(ヒガンバナ)
別名: 曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、リコリス
英名: Red spider lily, Red magic lily, Hurricane lily
原産地: 中国

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「バイクから観る彼岸花」(俺も足だけ脇役を演じてるな)

風になって走っていても目的地はない 強いて言えば花を探しに風になってるのさ 


初 恋 島崎藤村


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな


林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ





余談
失礼な、俺は花好きだがホモでも変人でもないぞ!
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花の好きな男性




今日の花便り 「カンナ」

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こちらは暑さも一息入れてるようです。しかし残暑はこれから、くれぐれも体調にはお気をつけ下さい!

カンナ Canna
属名の学名「Canna(カンナ)」は、葦(アシ)を意味するラテン語が語源となり、この植物の茎がアシのように管状(中空)になっていることに由来する。

夏の花(最盛期は7月)。花色は赤、黄、オレンジ、ピンク、白など。

カンナの花言葉
花言葉の「情熱」「快活」は、カンナの真夏の日ざしに負けない強さと華やかな花姿に由来するといわれる。「妄想」の花言葉は、鮮やかで幻想的なその花色にちなむといわれる。

「情熱」「快活」「永遠」「妄想」

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カンナ誕生花
8月2日、8月3日、8月13日、8月19日
 
カンナとブッタの伝説
ある日、ブッダ(仏陀)の強い霊力を妬んだ悪魔が待ちぶせし、ブッタに向かって大岩を投げ落とした。大岩はブッタの体に当たらずに足もとで粉々になるが、一片だけが足の指に当たった。その傷から流れたブッタの血は大地に染み込み、そこから赤いカンナが咲いたという。悪魔は大地の怒りに触れて、血の裂け目に飲み込まれてしまったそうな。
 
コロンブスのアメリカ大陸発見
カンナもトウモロコシ、ヒマワリ、サボテン、コスモス、マリーゴールドなどと同じように、コロンブスがアメリカ大陸を発見(1492年)した後にヨーロッパに持ち込まれた植物。
 
西洋の花言葉(英語)
Canna(カンナ全般)
「paranoia(妄想)」「suspicion(疑い)」
 
カンナの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 7月~10月
出回り時期: 7月~10月(最盛期は7月)
花持ち期間: 4~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: カンナ科カンナ属
学名: Canna spp.
和名: カンナ
別名: ハナカンナ
英名: Canna, Canna lily
原産地: 中南米、熱帯アジア
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この詩には聞き覚えがある。父の所有レコードの中に高田渡さんのLPが有るのだが多分タイトルも同じ「夕焼け」、渡さんのアレンジで歌になったのだろう。素晴らしい編曲で心に浸みる歌になっていた。
youtubeに有ったらTwitterで紹介させて貰う!

夕焼け

いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが坐った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は坐った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は坐った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に。
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をギュッと噛んで
身体をこわばらせて---。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。
 吉野 弘

ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 七才の詩人


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七才の詩人


母親は、宿題帖を閉ぢると、
満足して、誇らしげに立去るのであつた、
その碧い眼に、その秀でた額に、息子が
嫌悪の情を浮べてゐるのも知らないで。

ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた
聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、
その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐた。
壁紙が、黴びつた廊下の暗がりを

通る時には、股のつけ根に拳こぶしをあてがひ
舌をば出した、眼めんめをつぶつて点々ぼちぼちも視た。
夕闇に向つて戸口は開いてゐた、ラムプの明りに
見れば彼、敷居の上に喘いでゐる、
屋根から落ちる天窗(てんまど)の明りのその下で。
夏には彼、へとへとになり、ぼんやりし、
厠かはやの涼気のその中に、御執心にも蟄居(ちつきよ)した。
彼は其処にて思念した、落付いて、鼻をスースーいはせつゝ。

様々な昼間の匂ひに洗はれて、小園が、
家の背後うしろで、冬の陽光ひかりを浴びる時、彼は
壁の根元に打倒れ、泥灰石に塗まみれつゝ
魚の切身にそつくりな、眼めを細くして、
汚れた壁に匍(は)ひ付いた、葡萄葉ぶだうばの、さやさやさやぐを聴いてゐた。
いたはしや! 彼の仲間ときた日には、
帽子もかぶらず色褪せた眼めをした哀れな奴ばかり、
市場とばかりぢぢむさい匂ひを放あげる着物の下に
泥に汚れて黄や黒の、痩せた指をば押し匿し、
言葉を交すその時は、白痴のやうにやさしい奴等。
この情けない有様を、偶々(たまたま)見付けた母親は
慄へ上つて怒気含む、すると此の子のやさしさは
その母親の驚愕に、とまれかくまれ身を投げる。
母親だつて嘘つきな、碧い眼めをしてゐるではないか!

七才にして、彼は砂漠の生活の物語ロマンを書いた。
大沙漠、其処で自由は伸び上り、
森も陽も大草原も、岸も其処では燿かがやいた!
彼は絵本に助けを借りた、彼は絵本を一心に見た、
其処にはスペイン人、イタリヤ人が、笑つてゐるのが見られるのだつた。
更紗(サラサ)模様の着物著た、お転婆の茶目の娘が来るならば、
――その娘は八才で、隣りの職人の子なのだが、
此の野放しの娘奴めが、その背に編髪おさげを打ゆすり、
片隅で跳ね返り、彼にとびかゝり、
彼を下敷にするといふと、彼は股もゝに噛み付いた、
その娘、ズロース穿いてたことはなく、
扨、拳固でやられ、踵かかとで蹴られた彼は今、
娘の肌の感触を、自分の部屋まで持ち帰る。

どんよりとした十二月の、日曜日を彼は嫌ひであつた、
そんな日は、髪に油を付けまして、桃花心木アカジユの円卓に着き、
縁がキャベツの色をした、バイブルを、彼は読むのでありました。
数々の夢が毎晩寝室で、彼の呼吸を締めつけた。
彼は神様を好きでなかつた、鹿ノ子の色の黄昏たそがれに場末の町に、
仕事着を着た人々の影、くり出して来るのを彼は見てゐた
扨其処には東西屋がゐて、太鼓を三つ叩いては、
まはりに集る群集を、どつと笑はせ唸らせる。
彼は夢みた、やさしの牧場、其処に耀かゞよふ大浪は、
清らの香かをりは、金毛は、静かにうごくかとみれば
フツ飛んでゆくのでありました。

彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、
鎧戸(よろひど)閉めて、ガランとした部屋の中、
天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、
心を凝らし気を凝らし彼が物語ロマンを読む時は、
けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、
霊妙の林に開く肉の花々、
心に充ちて――眩暈めくるめき、転落、潰乱、はた遺恨!――
かゝる間も下の方では、街の躁音さやぎのこやみなく
粗布あらぬの重ねその上に独りごろんと寝ころべば
粗布あらぬのは、満々たる帆ともおもはれて!……
プロフィール

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Author:370815hideto
英人の単車魂へようこそ!

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