今日の花便り 「梅」

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我が家には三本の梅の木があります。亡き父が植えたものですが手入れ行き届かず草だらけです。

梅 Plum blossom
花名のウメの語源には諸説あります。中国語の「梅(メイ)」が転訛したとする説、薬用に燻製にした実が「烏梅(ウメイ)」として伝来して転訛したとする説、花の美しさから「愛目(うめ)」が転じた説などがある。

早春の花(最盛期は2月)。花色は赤、白、ピンク。

ウメの花言葉
花言葉の「忠実」は、政争に敗れて大宰府へ左遷された平安時代の貴族・菅原道真(845~903)の後を追って空を飛んだとするウメの伝説に由来するといわれている。白梅の「気品」の花言葉は、あでやかな紅梅に対して、白梅の凜として上品なその花姿にちなむ。

「高潔」「忠実」「忍耐」

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色別の花言葉
白い梅(白梅)
「気品」
 
 
ウメ誕生花
1月3日、1月11日(白)、2月1日、2月7日、10月24日
 
飛梅伝説
平安時代の貴族・菅原道真(845~903年)は、朝廷内での公卿・藤原時平(871~909)との政争に敗れ、遠く九州・筑前国の大宰府へ左遷されることになった。道真はとりわけ愛でてきたウメの木、サクラの木、マツの木との別れを惜しむ。道真を慕う庭木たちのうち、サクラは悲しみに暮れてついには枯れてしまった。ウメとマツは道真の後を追って空を飛ぶ。しかし、マツは途中で力尽き、摂津国八部郡板宿近くの丘に降り立ち、この地に根をおろした(飛松伝説)。ウメは一夜のうちに大宰府まで飛んでゆき、その地に降り立ったという。
以下は、菅原道真が庭の梅の花に別れを惜しんで詠んだ歌。

東風(こち)吹かば にほひをこせよ 梅花(うめのはな) 主なしとて 春な忘るな
(私がいなくなっても、春が来るたび忘れることなく、梅の木よ、芳しい花を咲かせておくれ)
 
ウメの品種
梅には300種以上の品種があり、野梅(やばい)系、紅梅(こうばい)系、豊後(ぶんご)系の3系統に分類される。主に花を楽しむのは野梅系、紅色の花をつけるのは紅梅系、主に梅の実を採るのは豊後系。
 
ウメと文化
花見
江戸時代以降の花見といえばサクラの花。しかし、奈良時代(710~794)以前に「花」といえば、ウメを指したといわれている。サクラがより愛好されはじめるのは平安時代(794~1185)から。
学問
菅原道真がこよなく愛したウメ。ウメは道真とその神格化である学問の神天神のシンボルとしても使用されている。
 
松竹梅
マツ、タケ、ウメはいずれも寒さに耐えるところから「歳寒の三友(さいかんのさんゆう)」とも呼ばれ、宋代より始まった中国の文人画で好まれる画題のひとつ。日本では「松竹梅(しょうちくばい)」とされ、おめでたいものとして慶事などに使われている。
 
西洋の花言葉(英語)
Plum blossom(ウメ全般)
「Keep your promise(約束を守る)」「fidelity(忠実)」「beauty and longevity(美と長寿)」
 
ウメの季節・開花時期
旬の季節: 早春
開花時期: 1月~3月
出回り時期: 1月~4月(最盛期は2月)
花持ち期間: 3~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: バラ科サクラ属
学名: Prunus mume
和名: 梅(ウメ)
別名: 好文木(コウブンボク)、春告草(ハルツゲグサ)、木の花(コノハナ)、初名草(ハツナグサ)、香散見草(カザミグサ)、風待草(カゼマチグサ)、匂草(ニオイグサ)
英名: Japanese apricot, Plum blossom(ウメの花)
原産地: 中国
 
ウメを国花とする国
中国、台湾
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明けぬ夜はない そうしたらきっと元気な陽射しが 暗い闇を照らしてくれる いつまでも明けぬものなどない きっとまた日は帰ってくるさ (歌詞一部抜粋)


雪の内に 
春はきにけり 
うぐひすの 
こほれる涙 
今やとくらむ

   二条后 古今和歌集
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今日の花便り 「アキノキリンソウ」

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台風の影響による雨だそうです。お気をつけてお帰り下さい。

秋の麒麟草 Goldenrod
属名の学名「Solidago(ソリダーゴ)」には「傷をつなぎ合わせる」といった意味があり、ローマ時代からこの植物が万能の薬と呼ばれていたことに由来するといわれる。和名の「秋の麒麟草(アキノキリンソウ)」は、秋にベンケイソウ科のキリンソウに似た花を咲かせることにちなむといわれている。また、花がぎっしり集まって咲く姿が酒をかもしたときの泡立ちに似ていることから「泡立草(アワダチソウ)」の別名もある。
英語では「Goldenrod(黄金のムチ)」と呼ばれています。

夏~秋の花。花色は黄。
アキノキリンソウの花言葉
西洋の19世紀の書物には、この植物の小花の中の蜜をハチから保護するために、絹のような綿毛がそれを包んでいるので、「予防(precaution)」の象徴としたと記されている。西洋の19世紀の書物には、この植物の小花の中の蜜をハチから保護するために、絹のような綿毛がそれを包んでいるので、「予防(precaution)」の象徴としたと記されている。

「予防」「用心」「警戒」「励まし」


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アキノキリンソウ誕生花
8月13日、8月19日、8月30日、10月19日
 
西洋の花言葉(英語)
Goldenrod(アキノキリンソウ全般)
「precaution(予防、用心、警戒)」「encouragement(励まし)」

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「雨で鬱陶しいねえ」会社の同僚の言葉!何が鬱陶しいか分らんがそうですねと答える意味の解らん返事の切なさとは!


「明日」新美南吉

花園みたいにまつてゐる。
祭みたいにまつてゐる。
明日がみんなをまつてゐる。

草の芽
あめ牛、てんと虫。
明日はみんなをまつてゐる。

明日はさなぎが蝶(てふ)になる。
明日はつぼみが花になる。
明日は卵がひなになる。

明日はみんなをまつてゐる。
泉のやうにわいてゐる。
らんぷのやうに点(とも)つてる。



今日の花便り 「ツワブキ」

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降りしきる雨を眺めながら家の仕事をしてささやかな休日を楽しんでます。

石蕗 Japanese silver leaf
和名の「石蕗(ツワブキ)」は、葉が蕗(フキ)に似て、つやがあることから艶葉蕗(つやはぶき)が転訛したといわれている。また、葉が厚いことから厚葉蕗(あつはぶき)が転訛したという説もある。漢字で石蕗と書かれるのは、この植物が岩や石などの間に生えていることにちなむ。英語では「Japanese silver leaf」と呼ばれる。

秋~冬の花。花色は黄、白、オレンジ。

ツワブキの花言葉
日本原産のツワブキ。花言葉の「謙譲」は、奥ゆかしい日本的な落ち着きを感じさせるその花姿に由来するともいわれている。「困難に負けない」の花言葉は、日陰でもよく育ち、寒さが厳しくなっていく時期に花を咲かせることにちなむともいわれる。
 
「謙譲」「困難に負けない」
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ツワブキ誕生花
11月20日、11月30日、12月28日
 
ツワブキの利用
鹿児島県や沖縄県を中心に西日本の一部地域ではフキと同じようにツワブキの葉柄を食用としている。また、葉や根茎は民間薬として利用されている。
 
ツワブキの季節・開花時期
旬の季節: 秋~冬
開花時期: 10月~12月
 
名称・原産地
科・属名: キク科ツワブキ属
学名: Farfugium japonicum
和名: 石蕗(ツワブキ)
別名: 橐吾(ツワ)、石蕗(イシブキ)
英名: Japanese silver leaf
原産地: 日本、朝鮮半島、中国、台湾
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ひとり暮らせば不思議と何処にも出掛けなくなる。元来出不精ではあるが花を見つめてしみじみ想うにはひとりじゃ喜ばせる人もない。俺が外に出歩くのは生き物や誰か人の笑顔が見たいのかも知れない。そうさ!自分の為なら散歩で十分楽しめるからね。
「ひとり好きのひとり嫌いな言い訳」


海辺の恋

こぼれ松葉をかきあつめ
をとめのごとき君なりき、
こぼれ松葉に火をはなち
わらべのごときわれなりき。、

わらべとをとめよりそひぬ
ただたまゆらの火をかこみ、
うれしくふたり手をとりぬ
かひなきことをただ夢み。

入り日のなかに立つけぶり
ありやなしやとただほのか、
海べのこひのはかなさは
こぼれ松葉の火なりけむ。
       佐藤春夫




今日の花便り 「スカビオサ」

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雨が好きって変わってます?雨に触れてると心が穏やかになるんですよ。

松虫草 Scabiosa
属名の学名「Scabiosa(スカビオサ)」は、ラテン語の「scabiea(疥癬)」が語源となり、この属の植物が薬草として皮膚病に用いられたことに由来するといわれる。日本の固有種で山地の草原に生育するマツムシソウ(松虫草)も同属だが、一般にスカビオサという名前で流通しているものの多くはセイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)になる。なお、松虫草の語源には諸説あり、花が散ったあとの姿が仏具の「松虫鉦」に似ていることに由来するともいわれている。

初夏~秋の花。花色は紫、青、赤、ピンク、白など。

スカビオサ全般の花言葉
西洋では紫色の花に悲しい花言葉が多くつけられている。これは、ギリシア神話にて大量の血を流して死んでしまった美少年ヒュアキントスのその血から紫のヒヤシンスの花が咲いたという言い伝えに由来する。西洋において紫色のスカビオサも伴侶を失った未亡人におくる花束にふさわしいとされ、花言葉も「不幸な愛(unfortunate love)」「私はすべてを失った(I have lost all)」という悲しいものがつけられている。
 
「不幸な愛」「私はすべてを失った」
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スカビオサ誕生花
4月26日、6月30日
 
スカビオサの種類
スカビオサ(マツムシソウ属)は世界に約70種が知られている。
セイヨウマツムシソウ
ヨーロッパ原産。6月~10月ごろに淡紫色、濃紫色、ピンク、深青色などの花を咲かせる。
コーカサスマツムシソウ
コーカサス地方原産。6月~10月ごろに青や白などさわやかな色彩の花を咲かせる。花持ちもよく切り花としても人気がある。
マツムシソウ
日本の固有種で山地の草原などに生育します。8月~10月ごろに紫色の花を咲かせる。
 
西洋の花言葉(英語)
Scabiosa(スカビオサ全般)
「unfortunate love(不幸な愛)」「I have lost all(私はすべてを失った)」
 
スカビオサの季節・開花時期
旬の季節: 初夏~秋
開花時期: 6月~10月
出回り時期: 6月~10月
花持ち期間: 5~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: スイカズラ科マツムシソウ属
学名: Scabiosa atropurpurea
和名: 西洋松虫草(セイヨウマツムシソウ)
別名: スカビオサ
英名: Pincushion flower, Sweet scabious
原産地: ヨーロッパ
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とても有名な詩で石碑になっている。

 あはれ
 秋風よ
 情(こころ)あらば伝へてよ
 男ありて 
 今日の夕餉に ひとり
 さんまを食(くら)ひて
 思ひにふける と。

 さんま、さんま
 そが上にき蜜柑の酢(す)をしたたらせて
 さんまを食うはその男がふる里のならひなり。
 そのならひをあやしみなつかしみて女は
 いくたびかき蜜柑をもぎて夕餉にむかひけむ。
 
 あはれ、人に捨てられんとする人妻と
 妻にそむかれたる男と食卓にむかへば、
 愛うすき父を持ちし女の児は
 小さき箸(はし)をあやつりなやみつつ
 父ならぬ男にさんまの腸(はら)をくれむと言ふにあらずや。

 あはれ
 秋風よ
 汝(なれ)こそは見つらめ
 世のつねならぬかの団欒(まどゐ)を。
 いかに
 秋風よ
 いとせめて
 証(あかし)せよかの一ときの団欒(まどゐ)ゆめに非ずと。

 あはれ
 秋風よ
 情けあらば伝へてよ。
 父を失わざりし幼子とに伝へてよ
 男ありて 
 今日の夕餉に ひとり
 さんまを食らひて
 涙を流す と。

 さんま、さんま、
 さんま苦(にが)いか塩(しょ)っぱいか。
 そが上に熱き涙をしたたらせて、
 さんまを食らふはいづこの里のならひぞや。
 あはれ
 げにそは問はまほしくをかし。
             佐藤春夫

ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 四行詩


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 四行詩


星は汝が耳の核心に薔薇色に涕(な)き、

無限は汝なが頸うなじより腰にかけてぞ真白に巡る、

海は朱あけき汝なれが乳房を褐色かちいろの真珠とはなし、

して人は黒き血ながす至高の汝なれが脇腹の上……



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英人の単車魂へようこそ!

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