今日の花便り 「コルチカム」

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今日は文字通り一日寝ていた日でした。知らぬ間に疲労を貯め込んでいたのでしょうか、幾らでも寝れます。

犬サフラン Meadow saffron
 
属名の学名「Colchicum(コルチカム)」は、黒海沿岸の古い都市「Colchis(コルキス)」にこの花がたくさん咲いていたことに由来するともいわれている。和名の犬サフラン(イヌサフラン)は、花がサフランによく似ているが、実際は全く違うものという意味。「イヌ」は「役に立たない」「似て非なるもの」を意味する。一般にイヌサフランの園芸品種をコルチカムと呼んでいる。
英語では「Meadow saffron(牧場のサフラン)」や「Autumn crocus(秋のクロッカス)」と呼ばれている。

秋の花。花色は紫、白、ピンクなど。
花言葉の「私の最良の日々は過ぎ去った」は、コルチカムが秋に咲くことから、過ぎ去った夏の日々を惜しむものになっている。「危険な美しさ」の花言葉は、コルチカムが美しい花を咲かす毒草であることにちなむ。

コルチカムの花言葉
「私の最良の日々は過ぎ去った」「危険な美しさ」
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コルチカム誕生花
9月21日
 
西洋の花言葉(英語)
≪Language of flowers≫ 西洋の花言葉一覧
Meadow saffron(コルチカム全般)
「My best days are past(私の最良の日々は過ぎ去った)」
 
コルチカムの季節・開花時期
旬の季節: 秋
開花時期: 9月~10月
 
名称・原産地
科・属名: イヌサフラン科イヌサフラン属
学名: Colchicum autumnale
和名: 犬サフラン(イヌサフラン)
別名: コルチカム、コルキカム、コルヒカム
英名: Meadow saffron, Autumn crocus
原産地: ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ
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希望という名前を持った夜行列車に乗ればまた我が身を焦がすような愛する人に巡り会えるという夢を見た。夢でも良い、その希望列車に乗って見たい。

NEVERMORE  ポール・ヴェルレーヌ

彼女と私は二人きりで、 夢見ながら歩いていた、
風に髪と思いをなびかせて。
急に、私の方に、 感動的な眼差しを向け、
「あなたの最も美しかった日はいつのこと?」 と、
彼女の息づく黄金の声。
その甘く、響きのいい声は、天使の爽やかな音色。
つつましい微笑みがそれに答え、
私は、敬虔に、その白い手に口づけをした。
ああ、 初花の何とよい香りがすることだろう!
心を魅するささやきのこもった、
愛する人の唇から出る、
何という最初の「諾(ウイ)」
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ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 盗まれた心

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盗まれた心


私の悲しい心は船尾に行つて涎(よだれ)を垂らす、
私の心は安い煙草にむかついてゐる。
そしてスープの吐瀉げろを出す、
私の悲しい心は船尾に行つて涎を垂らす。
一緒になつてげらげら笑ふ
世間の駄洒落に打ちのめされて、
私の悲しい心は船尾に行つて涎を垂らす、
私の心は安い煙草にむかついてゐる!

諷刺詩流儀の雑兵気質の
奴等の駄洒落が私を汚した!
舵の処とこには壁画が見える
諷刺詩流儀の雑兵気質の。
おゝ、玄妙不可思議の波浪よ、
私の心を浚(さら)ひ清めよ、
諷刺詩流儀の雑兵気質の
奴等の駄洒落が私を汚した。

奴等の噛煙草たばこが尽きたとなつたら、
どうすれあいいのだ? 盗まれた心よ。
それこそ妙な具合であらうよ、
奴等の煙草が尽きたとなつたら。
私のお腹なかが跳び上るだらう、
それで心は奪回かへせるにしても。
奴等の噛煙草たばこが尽きたとなつたら、
どうすれあいいのだ? 盗まれた心よ。




今日の花便り 「シオン」


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「忘れたくない気持ちを永久につなぐ思い草」
シオンの花言葉を繋ぐとこんなにも美しい愛の思いになります。

紫苑 Tatarian aster
属名の学名「Aster(アスター)」(日本語ではシオン属)は、ギリシア語の「aster(星)」を語源とし、星のように放射状に伸びる花びらの姿に由来する。なお、「紫苑」はこの花の薄紫色を指す色名としても使われている。

秋の花(最盛期は9月)。花色は紫、青。

シオンの花言葉
花言葉の「追憶」「君を忘れない」は、『今昔物語集』にある母の死をいたむ兄弟の物語(下記参照)に由来するといわれている。

「追憶」「君を忘れない」「遠方にある人を思う」

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シオン誕生花
9月9日、9月28日、10月16日
 
シオンと今昔物語集
『今昔物語集』(「今は昔」で始まる平安後期の説話集)に、母の死をいたむ兄弟の物語がある。墓参りをかかさなかった二人であってが、仕事が忙しくなった兄は、忘れ草(カンゾウ)を墓前に植え、次第に墓参りをしなくなる。一方、弟は墓前にシオンを植え、雨の日も毎日墓参りを続けた。これに感じ入った鬼は、弟に予知能力を与え、その力のおかげで弟は幸せに暮らしたということ。花言葉の「追憶」「君を忘れない」は、この物語の母を想う弟の気持ちに由来する。また、この話から鬼の醜草(オニノシコグサ)という別名がついたといわれている。
 
生薬
シオンの根や根茎を乾燥したものを「紫苑」といい、鎮咳、去痰、利尿薬として使用する。日本でのシオンの栽培は花の鑑賞目的に限られ、生薬は輸入品でまかなわれているようだ。
 
西洋の花言葉(英語)
Aster(シオン属全般)
「patience(忍耐)」「daintiness(優美、繊細)」「symbol of love(愛の象徴)」
 
シオンの季節・開花時期
旬の季節: 秋
開花時期: 9月~10月
出回り時期: 9月~10月(最盛期は9月)
花持ち期間: 5~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: キク科シオン属(アスター属)
学名: Aster tataricus
和名: 紫苑(シオン)
別名: 鬼の醜草(オニノシコグサ)、十五夜草(ジュウゴヤソウ)
英名: Tatarian aster, Aster tataricus
原産地: 日本、朝鮮半島、中国、シベリア

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恋に悩むのは幸せな事だろう。幸せな事に悩むのをやりきれないと思うのは余りに贅沢だろう。

「人に」 高村光太郎

いやなんです
あなたのいつてしまふのが――

花よりさきに実のなるやうな
種子《たね》よりさきに芽の出るやうな
夏から春のすぐ来るやうな
そんな理窟に合はない不自然を
どうかしないでゐて下さい
型のやうな旦那さまと
まるい字をかくそのあなたと
かう考へてさへなぜか私は泣かれます
小鳥のやうに臆病で
大風のやうにわがままな
あなたがお嫁にゆくなんて

いやなんです
あなたのいつてしまふのが――

なぜさうたやすく
さあ何といひませう――まあ言はば
その身を売る気になれるんでせう
あなたはその身を売るんです
一人の世界から
万人の世界へ
そして男に負けて
無意味に負けて
ああ何といふ醜悪事でせう
まるでさう
チシアンの画いた絵が
鶴巻町へ買物に出るのです
私は淋しい かなしい
何といふ気はないけれど
ちやうどあなたの下すつた
あのグロキシニヤの
大きな花の腐つてゆくのを見る様な
私を棄てて腐つてゆくのを見る様な
空を旅してゆく鳥の
ゆくへをぢつとみてゐる様な
浪の砕けるあの悲しい自棄のこころ
はかない 淋しい 焼けつく様な
――それでも恋とはちがひます
サンタマリア
ちがひます ちがひます
何がどうとはもとより知らねど
いやなんです
あなたのいつてしまふのが――
おまけにお嫁にゆくなんて
よその男のこころのままになるなんて


今日の花便り 「キンモクセイ」

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体調不良につき乱文乱筆は御容赦下さい。金木犀は香りの良い花です。

金木犀 Fragrant olive
属名の学名「Osmanthus(オスマンサス)」は、ギリシア語の「osme(香り)」と「anthos(花)」が語源。「木犀(モクセイ)」の名前は、樹皮が淡褐色で動物のサイの皮に似ていることに由来する。キンモクセイは一般に桂花の名で呼ばれることがあるが、中国語で「桂花」はギンモクセイ等を指し、キンモクセイは「丹桂」になる。英語では「Fragrant olive(香りのよいオリーブ)」や「Fragrant orange-colored olive(香りのよいオレンジ色のオリーブ)」と呼ばれている。

秋の花(最盛期は9月)。花色はオレンジ、黄。

キンモクセイの花言葉
キンモクセイの花言葉の「謙虚」は、その甘くすばらしい香りに反して、控えめな小さい花をつけることにちなみます。また、「気高い人」の花言葉は、雨が降るとその芳香を惜しむことなく、潔く花を散らせることに由来するといわれている。

「謙虚」「気高い人」
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ギンモクセイ(銀木犀)の花言葉
「初恋」
 
 
キンモクセイ誕生花
10月7日
 
キンモクセイの用途
甘く香り高いキンモクセイの花は、お酒やお茶などにも用いられている。
桂花陳酒
桂花陳酒(ケイカチンシュ)は、白ワインにキンモクセイの花を3年間漬け込んだ中国のお酒。甘味が強く、香り高いのが特徴。なお、中国唐代の皇妃で、傾国の美女と呼ばれる楊貴妃(719~756)が好んだお酒という言い伝えもあり、桂花陳酒を使用した「楊貴妃」という名のカクテルもある。
桂花茶
桂花茶(ケイカチャ)は、キンモクセイの花を乾燥させたもの。甘い香りが高く、そのまま煎じたり、紅茶や烏龍茶などに混ぜたりする。
桂花醤
桂花醤(ケイファジャン)は、キンモクセイの花のシロップ煮です。甘い点心のあんやデザートに香り、甘味、彩りを添えるのに用いられる。
 
オスしかいないキンモクセイ
キンモクセイは、雌雄異株(しゆういしゅ)の植物。雌雄異株では雌花を咲かすメスの植物と雄花を咲かすオスの植物に分かれている(他にジンチョウゲ、イチョウ、ソテツなど)。なお、一般的な被子植物の花はメシベとオシベの両方をもつ(両性花)。
雌雄異株のキンモクセイも昆虫などに花粉を運んでもらい受粉すれば実がなるが、日本では雄株ばかりなので結実しない。
 
金と銀のモクセイ
オレンジの花をつけるキンモクセイ(金木犀)は、白い花をつけるギンモクセイ(銀木犀)の変種とされている。共に中国から渡来したモクセイ科モクセイ属の樹木で、ギンモクセイは17世紀後半に、キンモクセイは明治時代にもたらされたという。単に「木犀(モクセイ)」と言う場合は、一般にギンモクセイを指す。ギンモクセイの花にも香気があるが、キンモクセイほど強くはない。
 
キンモクセイの季節・開花時期
旬の季節: 秋
開花時期: 9月~10月
出回り時期: 9月~10月(最盛期は9月)
花持ち期間: 10日程度
 
名称・原産地
科・属名: モクセイ科モクセイ属
学名: Osmanthus fragrans var. aurantiacus
和名: 金木犀(キンモクセイ)
別名: 木犀花(モクセイカ)、丹桂(タンケイ)
英名: Fragrant olive, Fragrant orange-colored olive
原産地: 中国

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今日の貴方は特に素敵なのに贈る花を忘れたから急ぎ摘んで来る、今日の貴方は何色が好み?。「紫よ」

夜もすがら もの思ふころは 明けやらぬ
 閨のひまさへ つれなかりけり
俊恵法師

ひと晩中来ない冷たいあの方のことを想っていると、なかなか夜が明けない。朝の光が差し込まないこの戸のすき間さえつれなく感じるなあ。

石川啄木 歌集「一握の砂」より

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いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握にぎれば指のあひだより落つ
プロフィール

370815hideto

Author:370815hideto
英人の単車魂へようこそ!

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