海潮音拾遺 上田敏訳  ダンテ アリギエリ

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あはれ今 ダンテ・アリギエリ

あはれ、今、「愛」の路みち行ゆく君たちよ、
止とまりても見よ、世の中なかに、
われのに似たる悲かなしみをする人ありや。
願はくば、わが言ふところ、聞き終り、
さもこそと、憐あはれみ給へ、
われこそは憂愁いうしうの宿やどなれ、戸なれ。

功績いさをしのたえて空むなしきわれなるに、
「愛」は情なさけのいと深く、
心樂しきうまし世にわれを据ゑ置き、
人皆のうらやみ草ぐさとし給ふに、
脊向そがひにて囁く聲こゑす、
『この若人わかうどの、いかなれば、かくも榮ゆる』

あな、氣疎けうとしや、勢いきほひはすべて痿なえけり、
諸もろもろの「愛」の寶たからもほろびけり。
はかなくも殘れる身には、
來こしかたの追憶おもひでも憂うし。

さながら、われは零落の身を恥はぢらひて
貧しさを掩おほはむとするなれの果はて、
おもてには快樂けらくをよそひ、
心には惱みわづらふ。


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昼顔 (朝顔・夕顔・夜顔)

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これは昼顔!朝顔・昼顔・夕顔・夜顔と皆同じ科・属と思ってない?違うのが有るんだよ!

昼顔 Bindweed
朝に開花して昼にはしぼんでしまう朝顔に対して、ヒルガオは朝に開花して昼間も咲き続け、夕方に花をしぼませます。昼顔の花名もこれに由来する。

夏の花(最盛期は7~8月)。花色はピンク、白。

ヒルガオの花言葉
花言葉の「絆」は、ヒルガオが他の木などにしっかりとツルをからませることに由来する。また、「情事」の花言葉もツルでからみつくことにちなむ。フランスでは「昼の美人」「危険な幸福」の花言葉があり、これも人妻の昼間の情事を意味するといわれている。
 
「絆」「友達のよしみ」「情事」

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これは朝顔!花言葉とかは単独で紹介した時にね。
 
ヒルガオ誕生花
4月14日(白いセイヨウヒルガオ)、6月25日、7月17日
 
西洋の花言葉(英語)
Bindweed(ヒルガオ)
≪大きい品種≫
「insinuation(ほのめかす、当てこする)」
≪小さい品種≫
「humility(謙遜)」
Convolvulus(セイヨウヒルガオ)
≪全般≫
「bonds(絆)」
≪大きい品種≫
「extinguished hopes(失われた希望)」
≪小さい品種≫
「repose(休息)」「night(夜)」
≪ピンク≫
「worth sustained by judicious and tender affection(賢明でやさしい愛情によって支えられた価値)」
 
ヒルガオの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~8月
出回り時期: 5月~8月(最盛期は7~8月)
花持ち期間: 一つの花は1日
 
名称・原産地
科・属名: ヒルガオ科ヒルガオ属
学名: Calystegia japonica
和名: 昼顔(ヒルガオ)
英名: Bindweed, False bindweed, Convolvulus(セイヨウヒルガオ)
原産地: 日本、朝鮮、中国

「夕顔だけ科が違う」
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「夕顔」とは、ウリ科ユウガオ属の一年草で、北アフリカ、インドなどが原産地とされるつる性植物。夕方に白色の花を咲かせ、翌日の午前中にはしぼんでしまう一日花のものが一般的。同じウリ科の植物ヒョウタンに似た大きな果実を実らせることが特徴で、果実は乾燥食品のかんぴょうの材料になる。

竹久夢二 童話集 春より 朝

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朝 竹久夢二

 ある春の朝でした。
 太陽は、いま薔薇色ばらいろの雲をわけて、小山のうえを越える所でした。小さい子供は、白い小さい床ベッドの中で、まだ眠って居おりました。
「お起き、お起き」柱に掛った角時計が言いました。「お起き、お起き」そう言ったけれど、よく眠った太郎たろうは何も聞きませんでした。「私が起して見ましょう」窓に近い木のうえに居た小鳥が言いました。
「坊ちゃんはいつも私に餌えさを下さるから、私がひとつ唄うたを歌って坊ちゃんを起してあげよう」
好よい子の坊ちゃんお眼めざめか?
寝た間に鳥差えさしがさしにくる
 庭にいた小鳥がみんな寄って来て声をそろえて歌いました。それでも太郎はなんにも聞えないように眠っていました。
 海の方から吹いて来た南風なんぷうは、窓の所へ来て言いました。
「私はこの坊ちゃんをよく知ってますよ。昨日野原で坊ちゃんの凧たこを揚げたのは私だもの。窓から這入はいって坊ちゃんの頬ほっぺたへキッスをして起そう」
 南風は、窓からカーテンをあげて子供の寝室へそっと這入っていった。そして太郎たろうさんの紅あかい実のような頬や、若い草のような髪の毛をそよそよと吹いた。けれど子供は、何も知らぬほど深く眠っていました。
「坊ちゃんは私が夜の明けたのを知らせるのを待ってらっしゃるんだ」
 庭の隅の鳥小屋からのっそのっそ自信のあるらしい歩調で出て来た牝鶏[#「牝鶏」は底本では「牡鶏」]《めんどり》が言いました。
「誰だれも私ほど坊ちゃんを知ってる者はありませんよ。私ゃね、これで坊ちゃんに大変御贔屓ごひいきになってるんでさあ。どりゃひとつ夜明よあけの唄うたを歌おう」
こっけこっけあどう。
東の山から夜が明けた
お眼めがさめたら何処どこいきやる。
大阪天満の橋の下
千石船に帆をあげて。
こっけ、こっけ、あどう。
 牝鶏の朝の唄に驚いて、親鶏の翼の下に寝ていた黄いろい雛ひなも、軒の下の鳩はとも、赤い小牛も、牧場の小屋の中へ眠っていた小羊までが眼を覚さましました。それでも太郎の眼は覚めませんでした。
 この時、太陽は小山を越えて、春の空に高く輝きました。草に結んだ露は夢からさめ、鈴蘭すずらんはいちはやく朝の鐘を鳴ならしました。草も木も太陽の方へあたまをあげて、歓よろこびました。太陽はしずしずと森を越え、牧場に光を投げながら、太郎の家うちのお庭の方までやって来ました。そして窓のガラスを通して太郎の顔へ美しい光を投げました。すると太郎は、可愛かあいい眼をぱっちりと明けました。
「かあちゃん、かあちゃん!」お母様はすぐに太郎を見に来ました。
「坊や、お眼がさめたの。誰が坊やを起してくれたえ?」
 お母様がききました。けれど誰も答えるものはありませんでした。それは太郎も知りませんでしたから。

ブーゲンビリア

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南国の花だけど温室栽培にてあちらこちらで観られるし販売もしてる。

ブーゲンビリア Bougainvillea
学名「Bougainvillea(ブーゲンビリア)」は、1768年にブラジルでこの植物を発見したフランス人探検家ブーガンヴィル(1729~1811)の名前にちなむ。

夏の花。花色は赤、白、ピンク、紫、オレンジ、黄。

ブーゲンビリアの花言葉
花言葉の「情熱」は、赤みの強いピンクや鮮やかな紫といったブーゲンビリアの南国的な花姿に由来するといわれている。

「情熱」「あなたは魅力に満ちている」「あなたしか見えない」

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ブーゲンビリア誕生花
7月20日(ピンク)、7月26日、7月29日(白)
 
ブーゲンビリアの本当の花
赤やピンクなどに色づいた花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)で、実際の花は中央にある白い部分。
 
西洋の花言葉(英語)
Bougainvillea(ブーゲンビリア全般)
「passion(情熱)」
 
ブーゲンビリアの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~10月
出回り時期: 3月~11月
開花期間: 6ヵ月程度
 
名称・原産地
科・属名: オシロイバナ科ブーゲンビリア属
学名: Bougainvillea spp.
和名: 筏葛(イカダカズラ)
別名: ブーゲンビリア、九重葛(ココノエカズラ)
英名: Bougainvillea
原産地: 中央アメリカや南アメリカの熱帯雨林
 
ブーゲンビリアを国花とする国
グレナダ


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これはバルセロナのブーゲンビリアだよ!
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沖縄まで行かなくてもブーゲンビリアは宮崎県でも有名でこの画像は楠公園のもの!

海潮音拾遺 上田敏訳  ダンテ アリギエリ


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びるぜん祈祷 ダンテ アリギエリ

母なるをとめ、わが子のむすめ、
賤しくして、また、なによりも尊く、
永遠の謀のさだかなるめあて、
君こそは人性を尊からしむれ、
物みなの造りぬしも、
其造りなるを卑まざりき。
その胎に照りたる愛は、
この花をとこ世に靜けく、
温め生ふし開き給ひぬ。
ここにゐては愛の央なかばの松あかし。
下界人間に雜まじはりては、望の生ける泉なり。
大なる哉、徳ある哉、われらの君よ、
恩寵めぐみをえまくほりする者、
君の御前にまだ來ぬは、
その願ひ翼なくして飛ぶを思ふや。

御慈悲いつくしみは、願ひ人を助くるのみならず、
おのづから願に先だつこと多かり。
君に憐、君に悲、君に惠、
造化のよしといふよき物は君に集つどひぬ。
茲に今、宇宙の池のいと深き底より、
この天堂にしも、また昇り、
靈のひとつびとつを眺むるもの、
伏して願はくは、終の福さいはひにむかひ、
眼まなこうち仰ぎ得むことを祈る。
今彼の眺を望むばかり、
己が眺を望む時にも切ならざりし吾。
茲に一切の祈を捧げて、
足らざること勿れと念ず。
君よ、人間の迷雲を此人より拂ひて、
至上の悦をえさせたまへ。
重ねて祈り申さく
思のまゝのなべてを行ふ后きさいの宮よ、
かゝる大觀の後までも、
かれが心をそこなはず、
君の護のあるが故に、
人間の混亂を滅ぼし給へ。
わが祈に添ひてベアトリチエと諸聖と、
合掌祈念するをも、うけさせ給へや。


ブルースター

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花言葉に願いを込めて結婚式のブーケに良くされるがその願いを生涯忘れない事!結婚出来なきゃ死ぬだへったくれだ大騒ぎして一緒になって1年もしないで別れるってどうよ!

ブルースター Tweedia
花名のブルースターは、5枚の花びらが青い星のように見えることにちなむ。ブルースターは園芸上の呼名であり、正式な和名は「瑠璃唐綿(ルリトウワタ)」です。英語でもブルースターと呼ぶことは稀で、一般に「Tweedia(トゥイーディア)」と呼ばれている。

夏の花。花色は青、白、ピンクなど。
ブルースターの花言葉
西洋では幸せな結婚生活を送るために結婚式のアイテムにブルースターが使われたり、男子の誕生を祝うときにラッキーカラーとしてブルースターが贈られるという。花言葉の「幸福な愛」「信じあう心」もこれにちなむといわれている。

「幸福な愛」「信じあう心」
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結婚式のサムシング・フォー
西洋では花嫁が結婚式で以下の4つのものを身につけると生涯幸福な結婚生活が送られるという言い伝えがある。
サムシング・オールド
(なにか古いもの)祖先からの経済的安定・豊かさを引き継ぐ
サムシング・ニュー
(なにか新しいもの)新しい人生の第一歩、未来へ踏み出す
サムシング・ボロウ
(なにか借りたもの)幸せな結婚生活を送っている人の幸せにあやかる
サムシング・ブルー
(なにか青いもの)青は誠実をあらわし、純潔の象徴
ミルキーブルーのかわいい花をつけるブルースターも「サムシング・ブルー」として、結婚式のブーケによく使われる。
 
ブルースター誕生花
3月8日、4月14日
 
ブルースターの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~9月
出回り時期: 3月~12月
花持ち期間: 7日程度
 
名称・原産地
科・属名: キョウチクトウ科ルリトウワタ属
学名: Oxypetalum coeruleum
和名: 瑠璃唐綿(ルリトウワタ)
別名: ブルースター、オキシペタラム、トゥイーディア
英名: Tweedia, Southern star
原産地: ブラジル、ウルグアイ

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ブルースターアレンジブーケ!ブルースターは高知県の名産で独自の品種を生産しているよ。


アンスリウム

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子供の頃、家の何処かで見た記憶があるからうちの母が栽培してたのかも。それにしても何と切ない花言葉だろう、まるで恋焦がれても届かぬ想いに苦しんでる心の叫びのようだ。

アンスリウム Anthurium
学名「Anthurium(アンスリウム)」は、ギリシア語の「anthosaura(花)」と「oura(尾)」が語源となり、尾のように突き出た肉穂花序の姿に由来する。英語では「Tailflower(尾のような花)」とも呼ばれている。和名の大紅団扇は、ハート形の紅い仏炎苞がウチワのように見えることから名づけられた。

周年出回る花(最盛期は6~8月)。花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジ、緑など。

アンスリウムの花言葉
花言葉の「煩悩」「恋にもだえる心」は、ハート形で熱帯の鮮やかな色彩を持つアンスリウムの姿が、誰かに恋焦がれる胸の内のようであることに由来する。

「煩悩」「恋にもだえる心」

 
色別の花言葉
赤いアンスリウム
「情熱」
白いアンスリウム
「熱心」
ピンクのアンスリウム
「飾らない美しさ」
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アンスリウム誕生花
1月22日、3月17日、7月29日(赤)、8月8日、8月25日、12月1日
 
ハート形の花?
花のように見えるハート形の部分はカラー、スパティフィラム、モンステラなどのサトイモ科植物にみられる仏炎苞(ぶつえんほう)です。実際の小さな花は、尾のように突き出た部分(肉穂花序)に密生しています。
 
アンスリウムの主な種類
アンスリウム属の植物は熱帯アメリカ原産で600種以上が知られています。
オオベニウチワ(大紅団扇)
原産地はコロンピア。一般にアンスリウムという場合には本種を指すことが多い。本種の小型の品種をヒメアンスリウムといいます。
ベニウチワ(紅団扇)
原産地はグアテマラ、コスタリカ。
シロシマウチワ
原産地はコロンビア。
ビロードウチワ
原産地はコロンビア。
 
西洋の花言葉(英語)
Anthurium(アンスリウム全般)
「hospitality(温かいもてなし)」
 
アンスリウムの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 5月~10月
出回り時期: 周年(最盛期は6~8月)
花持ち期間: 14日程度
 
名称・原産地
科・属名: サトイモ科アンスリウム属
学名: Anthurium andreanum
和名: 大紅団扇(オオベニウチワ)
別名: アンスリウム、大団扇(オオウチワ)
英名: Anthurium, Tailflower, Flamingo flower
原産地: コロンビア

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温室栽培だからそれなりの小さいビニールハウスを作る必要があると思うが普通に玄関でも大丈夫なのかな?




English Bible "Leviticus 1"


レビ記とは旧約聖書中の一書で、伝統的に三番目に置かれてきたモーセ五書のうちの一書です。

Leviticus
1
1 Yahweh* called to Moses, and spoke to him from the Tent of Meeting, saying, 2 “Speak to the children of Israel, and tell them, ‘When anyone of you offers an offering to Yahweh, you shall offer your offering of the livestock, from the herd and from the flock.
3 “ ‘If his offering is a burnt offering from the herd, he shall offer a male without defect. He shall offer it at the door of the Tent of Meeting, that he may be accepted before Yahweh. 4 He shall lay his hand on the head of the burnt offering, and it shall be accepted for him to make atonement for him. 5 He shall kill the bull before Yahweh. Aaron’s sons, the priests, shall present the blood and sprinkle the blood around on the altar that is at the door of the Tent of Meeting. 6 He shall skin the burnt offering, and cut it into pieces. 7 The sons of Aaron the priest shall put fire on the altar, and lay wood in order on the fire; 8 and Aaron’s sons, the priests, shall lay the pieces, the head, and the fat in order on the wood that is on the fire which is on the altar; 9 but he shall wash its innards and its legs with water. The priest shall burn all of it on the altar, for a burnt offering, an offering made by fire, of a pleasant aroma to Yahweh.
10 “ ‘If his offering is from the flock, from the sheep or from the goats, for a burnt offering, he shall offer a male without defect. 11 He shall kill it on the north side of the altar before Yahweh. Aaron’s sons, the priests, shall sprinkle its blood around on the altar. 12 He shall cut it into its pieces, with its head and its fat. The priest shall lay them in order on the wood that is on the fire which is on the altar, 13 but the innards and the legs he shall wash with water. The priest shall offer the whole, and burn it on the altar. It is a burnt offering, an offering made by fire, of a pleasant aroma to Yahweh.
14 “ ‘If his offering to Yahweh is a burnt offering of birds, then he shall offer his offering from turtledoves or of young pigeons. 15 The priest shall bring it to the altar, and wring off its head, and burn it on the altar; and its blood shall be drained out on the side of the altar; 16 and he shall take away its crop and its feathers, and cast it beside the altar on the east part, in the place of the ashes. 17 He shall tear it by its wings, but shall not divide it apart. The priest shall burn it on the altar, on the wood that is on the fire. It is a burnt offering, an offering made by fire, of a pleasant aroma to Yahweh.

レビ記
第 1 章
1 主はモーセを呼び、会見の幕屋からこれに告げて言われた、
2 「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたのうちだれでも家畜の供え物を主にささげるときは、牛または羊を供え物としてささげなければならない。
3 もしその供え物が牛の§祭であるならば、雄牛の全きものをささげなければならない。会見の幕屋の入口で、主の前に受け入れられるように、これをささげなければならない。
4 彼はその§祭の獣の頭に手を置かなければならない。そうすれば受け入れられて、彼のためにあがないとなるであろう。
5 彼は主の前でその子牛をほふり、アロンの子なる祭司たちは、その血を携えてきて、会見の幕屋の入口にある祭壇の周囲に、その血を注ぎかけなければならない。
6 彼はまたその§祭の獣の皮をはぎ、節々に切り分かたなければならない。
7 祭司アロンの子たちは祭壇の上に火を置き、その火の上にたきぎを並べ、
8 アロンの子なる祭司たちはその切り分けたものを、頭および脂肪と共に、祭壇の上にある火の上のたきぎの上に並べなければならない。
9 その内臓と足とは水で洗わなければならない。こうして祭司はそのすべてを祭壇の上で焼いて§祭としなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。
10 もしその§祭の供え物が群れの羊または、やぎであるならば、雄の全きものをささげなければならない。
11 彼は祭壇の北側で、主の前にこれをほふり、アロンの子なる祭司たちは、その血を祭壇の周囲に注ぎかけなければならない。
12 彼はまたこれを節々に切り分かち、祭司はこれを頭および脂肪と共に、祭壇の上にある火の上のたきぎの上に並べなければならない。
13 その内臓と足とは水で洗わなければならない。こうして祭司はそのすべてを祭壇の上で焼いて§祭としなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。
14 もし主にささげる供え物が、鳥の§祭であるならば、山ばと、または家ばとのひなを、その供え物としてささげなければならない。
15 祭司はこれを祭壇に携えて行き、その首を摘み破り、祭壇の上で焼かなければならない。その血は絞り出して祭壇の側面に塗らなければならない。
16 またその餌袋は羽と共に除いて、祭壇の東の方にある灰捨場に捨てなければならない。
17 これは、その翼を握って裂かなければならない。ただし引き離してはならない。祭司はこれを祭壇の上で、火の上のたきぎの上で§祭として焼かなければならない。これは火祭であって、主にささげる香ばしいかおりである。

デルフィニウム

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神戸のネスタフローラで初めて見た花!ちなみにここら辺では園芸屋でも見かけないね。

デルフィニウム Delphinium
学名「Delphinium(デルフィニウム)」は、ギリシア語でイルカを意味する「delphis」を語源とし、この植物のつぼみの形がイルカに似ていることにちなむ。和名の大飛燕草(オオヒエンソウ)は、花の形がツバメが飛ぶ姿に似ていることに由来する。

春の花。花色は青、紫、ピンク、白など。

デルフィニウムの花言葉
花言葉の「清明」は、やわらかく重なりあった花びらの質感やさわやかな花色といったデルフィニウムの花姿に由来するといわれまている。
 
「清明」

デルフィニウム誕生花
3月23日、4月19日
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日本では一年草
デルフィニウムはもともと寒冷地に咲く多年草の植物だが、日本の夏の暑さに耐えられないため、園芸店などでは一年草として扱われている。
 
西洋の花言葉(英語)
Delphinium(デルフィニウム全般)
「big-hearted(寛大)」「fun(楽しみ)」「ardent attachment(激しい愛着)」
 
デルフィニウムの季節・開花時期
旬の季節: 春
開花時期: 5月~6月
出回り時期: 周年
花持ち期間: 3~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: キンポウゲ科デルフィニウム属
学名: Delphinium spp.
和名: 大飛燕草(オオヒエンソウ)
別名: デルフィニウム
英名: Larkspur, Delphinium
原産地: ヨーロッパ、北アメリカ、アジア、熱帯アフリカの山地


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国営明石海峡公園花の丘道のデルフィニウム!

竹久夢二 随筆集「砂がき」より 白晝夢

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白晝夢

 夢を見てゐるのかも知れないが、近頃、夢を覺えてゐない。前の頃は寢牀ねどこへ入つて眠りつく前に、今夜もあすこへ行けるんだなと、ぼんやり怡たのしいあすこを考へながら、枕にしつかり頭を埋めたものだつた。あすこといふのがどこだか、いま覺めて思ひ出しても浮んで來ないが、なんでも恰しい場所で、うとうと眠りに落ちてゆく、あの羽化登仙の瞬間には、そのあすこが、昨夜のあすこだと、おぼろげに形をなしてゐるのだ、かういふ瞬間は、もう夢の入口らしいがこの頃はあの恰しい所へも遠くなつてしまつた。
 世俗に色彩の夢を見ないといふが、ゴツホなどは夢と現うつゝをごつちやにして、晩年あの黄色な繪具でカンバスを塗りこくつたのらしい。
 氣が狂つてくると黄色い繪具を盛んに使ふといふが、去年死んだ友人のDも、カンバスのまん中にぐいとカドミユームの道を一本描いたのを絶筆にした。私の色彩の夢は緑色だ。美濃版の浮世繪で、一人の女性が横に長く寢てゐる構圖だ。地は淡墨で髮の毛と齒とが黒い、キモノは下着から、膝にこぼれた襦袢から袖も襟も全部緑色だ。それがそれぞれの調子と濃淡とで統一されて落付いて、繪具は草汁らしいが黄色の交らないコバルト系の色彩で、淡墨と墨とに實に、無類の調和をもつた繪だつた。その女性がまた近代の女のやうに汗ばんでゐないで、手の甲は粉つぽくない白さで指の股から手の裏へかけてほんのり紅味をもつてゐた。磨きあげた足の踵は、鶯張りの縁側を歩いても音はたてまいと思はれるやうなたをやめで……。まあそんな風に美しい夢で、誰が畫いた版畫とも、また生きた女性だつたか、わからなくなつた。これはある年、京都にゐたころ祇園から若王子へぬける道の道具屋にあつた、歌麿筆鐵※おはぐろ[#「漿」の「將」に代えて「将」、173-2]をつける女の圖がやはり墨と淡墨と緑の色調で、その繪を欲しいと思つてとうとう手に入れそこなつたので、その繪から受けた暗示が創作的な版畫の夢になつたらしくも思はれる。
 タルチニイは夢で惡魔の曲を作つたといふが、私の版畫は未完成だ。
 南人不夢駝、北人不夢象。といふが必ずしもさうとは言へない。私は曾て、朝鮮を見ない前に京城の夢を見た。後にいつて見ると、その夢の通りであつた。伊太利羅馬の近郊の廢園を夢に見て、スケツチに描いておいたが、いつかそこへいつて、夢に見た風景とおんなしなのに驚くかも知れない。ある事件や、ある風景を見て、おやおやこれはいつか見たぞ、と思ふことによく出會でくわす。あの時もこれとおんなしやうな情態でこんな風なことを爲たり言つたりした、と思ふのだ。夢が現實になつたのか、夢と現實の錯覺なのか。霞ケ浦の牛堀といふ船着場がある。いつかの夏、船の都合でここへ上げられて泊つたことがあつた。夕方、街裏を散歩すると、畑をぬけて丘へ上つてゆく白い道が、どうも、いつか歩いたことがある氣がするのだ。そんな筈はない、はじめての土地だ。しかしこの氣がするといふ實感を飜すどんな理由もない。祖先の經驗したことが潜在意識になつて子孫に傳はるというやうなことや、肉體から遊離した靈がふらふらとこの邊を散歩したなどといふことがあるものだらうか。まあ、さうとでもしなければ、説明がつきにくい。
 ひと頃よく見た夢でよく記憶してゐる夢が一つある。私は、その頃洋館の一般の樣式であつた青いペンキ塗りのずぼつとした西洋館に住んでゐるのだつた。それはかなり大きな川に添うた郊外の丘の上にある、「青い家」と呼んだかも知れない不思議な家であつた。入口が一つで、下に應接間と食堂その他があり、階上に畫室と寢室とがある。大きな露臺が畫室に添うてあり、そこで友人と茶を呑んだり仕事をしたりしたものだ。大きな卓子のまはりにはいつも四五人の青年が集まつて、氣持の好い世の中を空想したり議論してゐたものだ。吾々は所詮、モリス程度の社會改造論者であり、社會組織の反逆者であつたのだが、時の官憲から睥まれてゐた。髮の毛を伸放題にしたり、帽子がなかつたと、半襟のお古をボヘミアン・ネキタイにしたり、左右均等でない靴をはいたりしたむさくるしい不思議な一團が、青い家を出て寫生に出かけると電信柱の陰で見張りをしてゐたスパイが、ぎろつと出てきて、四五間あとからついて來るのだ。その頃の世間だから、私達は世間の人達と官憲と四方八方から睥まれて非國民扱ひをされてゐたものだつた。青い家の戸口には一本の祕密の紐が下つてゐて、それを引けば畫室の鈴が鳴る仕掛になつてゐた。その鈴を引く數が同志の間だけに暗號を持つてゐた。
 ある夜、私は一人の若い娘と二人きりでその青い家に住んでゐたのだが、鈴がけたたましく鳴つて「青い家が襲はれてゐるから、すぐ遁げよ」といふ信號であつた。
「お前はお家へお歸り、二人一所に遁げることは出來ないから」私は娘にさう言ふ。
「いゝえ、あたしはあなたと別れるのは死んでもいやです。それに世のために捧げた身體です。どうなつても構ひません」
「二つの神に仕へることは出來ない。世の中のためならどこにゐても出來る。さ、もう時がない」
 夜はもうほのぼのと白みかけて、刷ガラスが紫色に見える。私は先づ、女を遁すために露臺へ通じた扉ドアを開けた。ひやりと朝の氣が胸へ流れこんだ。川だけが異常に明るい。ふと川下へ視線をやると五六町下の橋のあたりに、二十人ばかりの人間が急いでこちらへやつて來る姿勢をしてゐる。それがの川淺瀬で、ほのぼのと銀色をしてゐる川面に黒い影が動いてゐるのだ。
「おい、來たよ。白鳥橋までやつて来た」
 私はまだ川下を瞶めたままさう叫んだ。
「君ピストルを持つてゐるかい」いつの間にか親友Aが後ろから聲をかける。
「そんなものはいらない、俺は人をやつつける氣がないから自分でも身を護らうとは思つてゐない。人間が人間をむやみに殺しはしないよ」
「でも村正だけは持つてゆきませうよ。まさかの時にはいつでも死ねるやうに」娘はさう言つて、しきりにトランクの底を探してゐる。娘は青い洋服をきてゐる、襟足のところに青いリボンで束ねた髪が搖れてゐる。いぢらしい後姿だ。こんな場面シーンがツルゲニエイフの「處女地」だつたか「貴族の家」だつたかにあつた、な。瞬間そんな考がちらと頭の中を過ぎる。
 この夢の中では、川下からやつてくる人間が動いてゐる姿勢でありながらちつとも近づいて來ないのだ。それが何だか非常に不氣味であつたやうにおもふ。
 その頃私は江戸川添の東五軒町の青いペンキ塗りの寫眞屋の跡を借りて住んでゐた。恰度前代未聞の事件のあつた年で、平民新聞へ思想的な繪をよせてゐたために、私でさへブラツク・リスト中の人物でよくスパイにつけられたものだつた。夢に出て來る「青い家」は、たしか東五軒町の家らしい。その家は恐らく今もあるだらう。夢の中の橋は、大曲の白鳥橋だと思はれる。
 その頃は、こんな風な夢を絶へず見てゐたが、この頃は一切見なくなつた。でも時たま、強迫觀念におそはれることは白晝大通を歩いてゐる時さへある。群衆の中で行き違ひに歩く人が、私の名を囁いて件の人に注意してゐるのを聞くと、それが若い青年紳士であり若い令孃であつてさへも、私は實に不安を感じる。これらが知らないで先方だけに知られてゐることは嫌なものだ。昨晩も夜更けて下町から歸つてくると道玄坂で坂を下りてくる三人の若い紳士に逢つた。まん中の男が、私を見るなり、肘で連れをつゝいて、
「ユウーウ?」
「ダ」
 さう言つてゐるのを聞いた。
 さめての夢は、それが惡ければ惡いだけ、さめることがないから生活を不安にする、人間を臆病にする。去年九月一日から一週間ばかりの間に、夜も晝も道玄坂をすさまじい響をたてゝ下つていつた陸軍の軍用タンクの自動車は、私の頭に異常な不安を殘したと見えて、いつでも夜ふけてあの響を聞くと、實に荒唐無稽な恐怖におそはれる。


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