石川啄木 歌集「一握の砂」より

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いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握にぎれば指のあひだより落つ
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今日の花便り 「彼岸花」

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大好きな花のひとつで家の庭の片隅にも咲くし近所の田畑のあぜ道にも沢山咲くよ。


彼岸花 Red spider lily
和名の「彼岸花(ヒガンバナ)」は、秋の彼岸の頃に開花することに由来する。また、毒のあるこの植物を食べた後には「彼岸(=死)」しかない、ということに由来するという説もある。別名の「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」は、法華経などの仏典に由来している。

秋の花(最盛期は9月)。花色は赤、白、黄。

ヒガンバナの花言葉
花言葉の「悲しき思い出」は、ヒガンバナが墓地などでよく見られることに由来するといわれている。

「悲しき思い出」「あきらめ」「独立」「情熱」
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ヒガンバナは、曼珠沙華といった別名に加え、異名がとても多く、方言も入れて千以上あるといわれます。不吉であるとして忌み嫌われることもあるが、「赤い花」「天上の花」としてめでたい兆しとされることもある。

別名: 曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、リコリス
異名: 死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)、剃刀花(カミソリバナ)、狐花(キツネバナ)、捨子花(ステゴバナ)、葉見ず花見ず(ハミズハナミズ)、歯欠婆(ハッカケババア)など

ヒガンバナの英語名

Red spider lily(レッドスパイダーリリー), Hurricane lily(ハリケーンリリー), Red magic lily(レッドマジックリリー)


ヒガンバナ誕生花

9月20日、9月23日、11月15日



ヒガンバナの毒

ヒガンバナは全草有毒で、特に鱗茎(りんけい)にアルカロイド(リコリン、ガランタミンなど)を多く含む有毒植物です。うっかり摂取すると吐き気や下痢を起こし、ひどい場合には中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもある。

ヒガンバナが水田の畦(あぜ)に多く見られるのは、田を荒らすモグラ、ネズミ、虫などの生物が、ヒガンバナの鱗茎の毒を嫌って避けるため、人為的に植えられたものと考えられている。また、墓地でもヒガンバナがよく見られるのは、虫除けや土葬後に死体が動物によって掘り荒されるのを防ぐためともいわれている。

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ヒガンバナの季節・開花時期

旬の季節: 秋
開花時期: 9月~10月
出回り時期: 9月~11月(最盛期は9月)
花持ち期間: 3~4日程度



名称・原産地

科・属名: ヒガンバナ科ヒガンバナ属
学名: Lycoris radiata
和名: 彼岸花(ヒガンバナ)
別名: 曼珠沙華(マンジュシャゲ)、天蓋花(テンガイバナ)、リコリス
英名: Red spider lily, Red magic lily, Hurricane lily
原産地: 中国

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「バイクから観る彼岸花」(俺も足だけ脇役を演じてるな)

風になって走っていても目的地はない 強いて言えば花を探しに風になってるのさ 


初 恋 島崎藤村


まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり


やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり


わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな


林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ





余談
失礼な、俺は花好きだがホモでも変人でもないぞ!
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花の好きな男性




今日の花便り 「カンナ」

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こちらは暑さも一息入れてるようです。しかし残暑はこれから、くれぐれも体調にはお気をつけ下さい!

カンナ Canna
属名の学名「Canna(カンナ)」は、葦(アシ)を意味するラテン語が語源となり、この植物の茎がアシのように管状(中空)になっていることに由来する。

夏の花(最盛期は7月)。花色は赤、黄、オレンジ、ピンク、白など。

カンナの花言葉
花言葉の「情熱」「快活」は、カンナの真夏の日ざしに負けない強さと華やかな花姿に由来するといわれる。「妄想」の花言葉は、鮮やかで幻想的なその花色にちなむといわれる。

「情熱」「快活」「永遠」「妄想」

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カンナ誕生花
8月2日、8月3日、8月13日、8月19日
 
カンナとブッタの伝説
ある日、ブッダ(仏陀)の強い霊力を妬んだ悪魔が待ちぶせし、ブッタに向かって大岩を投げ落とした。大岩はブッタの体に当たらずに足もとで粉々になるが、一片だけが足の指に当たった。その傷から流れたブッタの血は大地に染み込み、そこから赤いカンナが咲いたという。悪魔は大地の怒りに触れて、血の裂け目に飲み込まれてしまったそうな。
 
コロンブスのアメリカ大陸発見
カンナもトウモロコシ、ヒマワリ、サボテン、コスモス、マリーゴールドなどと同じように、コロンブスがアメリカ大陸を発見(1492年)した後にヨーロッパに持ち込まれた植物。
 
西洋の花言葉(英語)
Canna(カンナ全般)
「paranoia(妄想)」「suspicion(疑い)」
 
カンナの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 7月~10月
出回り時期: 7月~10月(最盛期は7月)
花持ち期間: 4~7日程度
 
名称・原産地
科・属名: カンナ科カンナ属
学名: Canna spp.
和名: カンナ
別名: ハナカンナ
英名: Canna, Canna lily
原産地: 中南米、熱帯アジア
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この詩には聞き覚えがある。父の所有レコードの中に高田渡さんのLPが有るのだが多分タイトルも同じ「夕焼け」、渡さんのアレンジで歌になったのだろう。素晴らしい編曲で心に浸みる歌になっていた。
youtubeに有ったらTwitterで紹介させて貰う!

夕焼け

いつものことだが
電車は満員だった。
そして
いつものことだが
若者と娘が腰をおろし
としよりが立っていた。
うつむいていた娘が立って
としよりに席をゆずった。
そそくさととしよりが坐った。
礼も言わずにとしよりは次の駅で降りた。
娘は坐った。
別のとしよりが娘の前に
横あいから押されてきた。
娘はうつむいた。
しかし
又立って
席を
そのとしよりにゆずった。
としよりは次の駅で礼を言って降りた。
娘は坐った。
二度あることは と言う通り
別のとしよりが娘の前に
押し出された。
可哀想に。
娘はうつむいて
そして今度は席を立たなかった。
次の駅も
次の駅も
下唇をギュッと噛んで
身体をこわばらせて---。
僕は電車を降りた。
固くなってうつむいて
娘はどこまで行ったろう。
やさしい心の持主は
いつでもどこでも
われにもあらず受難者となる。
何故って
やさしい心の持主は
他人のつらさを自分のつらさのように
感じるから。
やさしい心に責められながら
娘はどこまでゆけるだろう。
下唇を噛んで
つらい気持ちで
美しい夕焼けも見ないで。
 吉野 弘

ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 七才の詩人


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七才の詩人


母親は、宿題帖を閉ぢると、
満足して、誇らしげに立去るのであつた、
その碧い眼に、その秀でた額に、息子が
嫌悪の情を浮べてゐるのも知らないで。

ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた
聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、
その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐた。
壁紙が、黴びつた廊下の暗がりを

通る時には、股のつけ根に拳こぶしをあてがひ
舌をば出した、眼めんめをつぶつて点々ぼちぼちも視た。
夕闇に向つて戸口は開いてゐた、ラムプの明りに
見れば彼、敷居の上に喘いでゐる、
屋根から落ちる天窗(てんまど)の明りのその下で。
夏には彼、へとへとになり、ぼんやりし、
厠かはやの涼気のその中に、御執心にも蟄居(ちつきよ)した。
彼は其処にて思念した、落付いて、鼻をスースーいはせつゝ。

様々な昼間の匂ひに洗はれて、小園が、
家の背後うしろで、冬の陽光ひかりを浴びる時、彼は
壁の根元に打倒れ、泥灰石に塗まみれつゝ
魚の切身にそつくりな、眼めを細くして、
汚れた壁に匍(は)ひ付いた、葡萄葉ぶだうばの、さやさやさやぐを聴いてゐた。
いたはしや! 彼の仲間ときた日には、
帽子もかぶらず色褪せた眼めをした哀れな奴ばかり、
市場とばかりぢぢむさい匂ひを放あげる着物の下に
泥に汚れて黄や黒の、痩せた指をば押し匿し、
言葉を交すその時は、白痴のやうにやさしい奴等。
この情けない有様を、偶々(たまたま)見付けた母親は
慄へ上つて怒気含む、すると此の子のやさしさは
その母親の驚愕に、とまれかくまれ身を投げる。
母親だつて嘘つきな、碧い眼めをしてゐるではないか!

七才にして、彼は砂漠の生活の物語ロマンを書いた。
大沙漠、其処で自由は伸び上り、
森も陽も大草原も、岸も其処では燿かがやいた!
彼は絵本に助けを借りた、彼は絵本を一心に見た、
其処にはスペイン人、イタリヤ人が、笑つてゐるのが見られるのだつた。
更紗(サラサ)模様の着物著た、お転婆の茶目の娘が来るならば、
――その娘は八才で、隣りの職人の子なのだが、
此の野放しの娘奴めが、その背に編髪おさげを打ゆすり、
片隅で跳ね返り、彼にとびかゝり、
彼を下敷にするといふと、彼は股もゝに噛み付いた、
その娘、ズロース穿いてたことはなく、
扨、拳固でやられ、踵かかとで蹴られた彼は今、
娘の肌の感触を、自分の部屋まで持ち帰る。

どんよりとした十二月の、日曜日を彼は嫌ひであつた、
そんな日は、髪に油を付けまして、桃花心木アカジユの円卓に着き、
縁がキャベツの色をした、バイブルを、彼は読むのでありました。
数々の夢が毎晩寝室で、彼の呼吸を締めつけた。
彼は神様を好きでなかつた、鹿ノ子の色の黄昏たそがれに場末の町に、
仕事着を着た人々の影、くり出して来るのを彼は見てゐた
扨其処には東西屋がゐて、太鼓を三つ叩いては、
まはりに集る群集を、どつと笑はせ唸らせる。
彼は夢みた、やさしの牧場、其処に耀かゞよふ大浪は、
清らの香かをりは、金毛は、静かにうごくかとみれば
フツ飛んでゆくのでありました。

彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、
鎧戸(よろひど)閉めて、ガランとした部屋の中、
天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、
心を凝らし気を凝らし彼が物語ロマンを読む時は、
けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、
霊妙の林に開く肉の花々、
心に充ちて――眩暈めくるめき、転落、潰乱、はた遺恨!――
かゝる間も下の方では、街の躁音さやぎのこやみなく
粗布あらぬの重ねその上に独りごろんと寝ころべば
粗布あらぬのは、満々たる帆ともおもはれて!……

今日の花便り 「藪蘭」

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今日は過ごしやすい陽気でしたが仕事が終わって家に帰ったら風呂にも入らず寝てました。まあ痒くて眼が覚めたので入浴しましたけど何か疲れてますね。

藪蘭 Big blue lilyturf
属名の学名「Liriope(リリオペ)」は、ギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスの母であるリリオペの名前にちなむ。和名の「藪蘭(ヤブラン)」は、この植物がやぶに生えて、葉がランの葉に似ていることに由来するといわれている。英語では「Big blue lilyturf」、「Lilyturf」、「Border grass」、「Monkey grass」などと呼ばれてる。

夏~秋の花。花色は紫、青、藤色、白。

ヤブランの花言葉
花言葉「隠された心」は、葉の間に隠れるようにして咲く、ひかえめな花姿にちなむともいわれている。「忍耐」の花言葉は、耐寒性、耐暑性が強く、日陰でも丈夫に育つことに由来するといわれている。
 
「隠された心」「忍耐」
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ヤブラン誕生花
9月20日、10月6日、10月26日
 
ヤブランの種類
ヤブラン属は5種が知られており、日本にはヤブラン、ヒメヤブラン、コヤブランの3種が自生している。園芸品種では葉に黄色の縦縞が入る斑入りのものが人気で最も流通している。
 
ヤブランの季節・開花時期
旬の季節: 夏~秋
開花時期: 8月~10月
 
名称・原産地
科・属名: キジカクシ科ヤブラン属
学名: Liriope muscari
和名: 藪蘭(ヤブラン)
別名: リリオペ、山菅(ヤマスゲ)、サマームスカリ
英名: Big blue lilyturf, Lilyturf, Border grass, Monkey grass
原産地: 日本、中国、朝鮮半島、台湾

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心が疲れると些細なことで思いやりがいつしか憎しみに姿を変えている。不思議だな、時間が経てば憎しみが思いやりに戻る。これは愛するが故じゃないよ、身勝手な思い込みで怒ってるだけだよ。それが分かってるのに最初から我慢出来ないのか?

山を越え
海を越えて
愛は
その旅路を見出す
トマス・パーシー

石川啄木歌集「一握の砂」より


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大海にむかひて一人
七八日
泣きなむとすと家を出でにき

今日の花便り 「秋海棠」

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私本当は人混みが好きじゃないんです。ですから花を観るのも人が少ない日を選んだり早朝の散歩が良いんです。

秋海棠 Hardy begonia
花名のシュウカイドウは、中国名「秋海棠」の音読み。バラ科の海棠(カイドウ)のような花を秋に咲かせることからこの名がついたという。英語では「Hardy begonia(耐寒性のあるベゴニア)」と呼ばれている。属名の学名「Begonia(ベゴニア)」は、この花を紹介したフランスの植物学者シャルル・プリュミエ(1646~ 1704)が、フランス領アンティル諸島総督ミシェル・ベゴン(Michel Begon)の名前にちなんで名づけた。ミシェル・ベゴンが当地の植物採集者として、シャルル・プリュミエをルイ14世に推薦したことによる。

夏~秋の花。花色はピンク、白。

シュウカイドウの花言葉
花言葉の「恋の悩み」は、下方に垂れ下がり、うなだれた状態で花をつける様子がどことなくさびしげに見えることにちなむ。「片想い」の花言葉は、ハート形の葉の片方が大きくなること(左右非対称)に由来するといわれている。

「恋の悩み」「片想い」
 
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シュウカイドウ誕生花
8月29日、9月10日
 
ベゴニアの仲間
ベゴニアの仲間のシュウカイドウ。人家周辺の木陰などに自生的に生育しているが、日本原産ではなく、江戸時代初期に中国から渡来した帰化植物。ベゴニアはシュウカイドウ属(別名:ベゴニア属)の植物の総称ですが、シュウカイドウは古くから定着していたためベゴニアとは呼ばれない。
 
シュウカイドウの季節・開花時期
旬の季節: 夏~秋
開花時期: 8月~10月
 
名称・原産地
科・属名: シュウカイドウ科シュウカイドウ属(別名:ベゴニア属)
学名: Begonia grandis
和名: 秋海棠(シュウカイドウ)
別名: 瓔珞草(ヨウラクソウ)
英名: Hardy begonia
原産地: 中国、マレー半島

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彼が聞いて来ないから俺が聞いて良いよと答えた。「何故?唯観てるだけで何もしない、何一つ思い出に残る輝石も得ようとしない、全然楽しそうな顔もせずに誰かの元に行って喋る事もない」
俺は答えた「楽しんでるよ、あの人達の声や顔を見てね。それが俺にとっての思い出なのさ」

恋は 
人間の心を燃やし尽くし
恋は 
その意志に火をはなつ
恋は人を 
ぬかるみに陥らせ
恋は運命の矢に 
苦い毒をぬる
ジョン・メイスフィールド

ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 教会に来る貧乏人


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 教会に来る貧乏人


臭い息いきにてむツとする教会の隅ツこの、
樫材かしの床几(しやうぎ)にちよこなんと、眼めは一斉に
てんでに丸い脣くちしてる唱歌隊へと注がれて。さて
二十人なる唱歌隊、大声で、敬虔な讃美歌を怒鳴どなります。

蝋の臭気にほひを吸ひ込める麺麭の匂ひの如くにも、
なんとはや、打たれた犬と気の弱い貧乏人等が、
旦那たり我君様たる神様に、
可笑しげな、なんとも頑固な祈祷おいのりを捧げるのではございます。

女連をんなれん、滑らかな床几に坐つてまあよいことだ、
神様が、苦しめ給ふた暗い六日むいかのそのあとで!
彼女等あやしてをりまする、めうな綿入わたいれにくるまれて
死なんばかりに泣き叫ぶ、まだいたいけな子供をば。

胸のあたりを汚してる、肉汁食スープぐらひの彼女等は、
祈りするよな眼付して、祈りなんざあしませんで、
お転婆娘の一団が、いぢくりまはした帽子をかぶり、
これみよがしに振舞ふを、ジツとみつめてをりまする。

戸外には、寒気と飢餓と、而も男はぐでんぐでん。
それもよい、しかし後刻あとでは名もない病気!
――それなのにそのまはりでは、干柿色の婆々連ばばあれん、
或ひは呟き、鼻声を出し、或ひはこそこそ話します。

其処にはびツくりした奴もゐる、昨日巷で人々が
避よけて通つた癲癇病者てんかんもゐる、
古いお弥撒みさの祈祷集おいのりぼんに、面つらつツ込んでる盲者めくら等は
犬に連れられ来たのです。

どれもこれもが間の抜けた物欲しさうな呟きで
無限の嘆きをだらだらとエス様に訴へる
エス様は、焼絵玻璃やきゑがらすで黄色くなつて、高い所で夢みてござる、
痩せつぽちなる悪者や、便々腹べんべんばらの意地悪者いぢわるや

肉の臭気や織物の、黴かびた臭にほひも知らぬげに、
いやな身振で一杯のこの年来の狂言におかまひもなく。
さてお祈りが、美辞や麗句に花咲かせ、
真言秘密の傾向が、まことしやかな調子をとる時、

日影も知らぬ脇間わきまでは、ごくありふれた絹の襞(ひだ)、
峻厳さうなる微笑ほゝゑみの、お屋敷町の奥さん連れん、
あの肝臓の病人ばらが、――おゝ神よ!――
黄色い細いその指を、聖水盤にと浸します。

今日の花便り 「鳳仙花」

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巷ではお盆ですね。そういう自分も14日に墓参りに行こうと思ってます。

鳳仙花 Balsam
和名の「鳳仙花(ホウセンカ)」は、中国名を音読みしたもので、花の形を中国神話の伝説の鳥「鳳凰(ほうおう)」が羽ばたく姿に見立ててつけられたといわれている。別名の「爪紅(ツマクレナイ、ツマベニ)」は、かつてこの花の花汁で爪を赤く染めたことにちなむ。また、タネをかんでから飲み込むと、のどに刺さった魚の骨がとれるというので「骨抜(ホネヌキ)」の別名もある。属名の学名「Impatiens(インパチエンス)」は、ラテン語の「impatient(がまんできない、短期)」が語源となり、実が成熟するとちょっと触れただけでも破裂することにちなんでいる。

夏の花(最盛期は7~8月)。花色は赤、ピンク、紫、白など。

ホウセンカの花言葉
花言葉の「私に触れないで」「短気」は、成熟した実に触れただけで、はじけてタネをまき散らすことに由来する。

「私に触れないで」「短気」
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ホウセンカ誕生花
8月27日、9月8日、9月18日、10月19日(赤)
 
ホウセンカとギリシア神話
ある日、オリンポスの宮殿で宴会が催された。しかし、神々への贈り物として用意された黄金のリンゴが1個なくなり、給仕をしていた一人の女神にその疑いがかかる。女神は無実だが、オリンポスから追放されてしまう。女神は疑いを晴らすために必死で真犯人を捜しましたが、ついに力尽きて哀れな最期をとげてしまう。そして、その悔しさから自分の屍をホウセンカの花に変えたという。
ホウセンカの実に触れるとタネの入った袋を開くのは、自分は何も持っていないことを示すためだといわれている。
 
西洋の花言葉(英語)
≪Language of flowers≫ 西洋の花言葉一覧
Balsam(ホウセンカ全般)
「impatience(短気)」「ardent love(燃えるような愛)」
 
ホウセンカの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 6月~9月
出回り時期: 6月~9月(最盛期は7~8月)
花持ち期間: 3~4日程度
 
名称・原産地
科・属名: ツリフネソウ科ツリフネソウ属
学名: Impatiens balsamina
和名: 鳳仙花(ホウセンカ)
別名: 爪紅(ツマクレナイ、ツマベニ)、骨抜(ホネヌキ)
英名: Balsam, Rose balsam, Garden balsam, Touch‐me‐not
原産地: 東南アジア
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頭も体も一日怠い感じで悶々と仕事を進めていたら物凄い雨音が耳に飛び込んで来て思わず窓越しに外を観た。スコールの様な雨、俺は雨が好きだ、嫌な音を心地良い音に変えてくれるから。

あなたも単に  黒田三郎

あなたも単に
ひとりの娘にすぎなかったのだろうか
とある夕あなたは言った
「あなたに御心配かけたくないの
私ひとりが苦しめばそれでいいのですもの」

あなたも単に
ひとりの娘にすぎなかったのだろうか
とある夕あなたは言った
「あなたがひと言慰めて下さりすれば
私はどんなに苦しんでも
それで十分報いられたのでしたのに」

あなたも単に
ひとりの娘にすぎなかったのだろうか
とある夕あなたは言った
「あなたなんて
一寸も私の苦しみを察して下さらない
あなたなんて」

今日の花便り 「ホトトギス」

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一日ポーっとしてたらカープまでだらしない試合、広陵を見習いたまえ!俺もな!

杜鵑草 Toad lily
和名の「杜鵑草(ホトトギス)」は、花に入った紫の斑点が鳥のホトトギスの胸の模様に似ていることに由来する。

晩夏~晩秋の花。花色は紫、黄、白など。
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ホトトギスの花言葉
花言葉の「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」は、晩夏から晩秋までの長い期間、ホトトギスがひたむきに咲き続けることにちなむといわれる。

「永遠にあなたのもの」「秘めた意志」

ホトトギス誕生花
10月9日
 
ホトトギスの種類
ホトトギス属の植物は東アジアに分布し、19種が知られている。日本では13種が確認され、うち10種は日本の固有種。
ホトトギス(杜鵑草)
関東、新潟県以西に分布。秋に開花。花の地色は白色で花のすべてに紫の斑点が入る。花は上を向いて咲く。
シロホトトギス(白杜鵑草)
ホトトギスの花に斑点が入らない白い品種。
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ヤマジノホトトギス(山路の杜鵑草)
北海道から九州まで分布。初夏から秋にかけて開花。花名の「ヤマジノ(山路の)」は、山路でよく出会うことにちなむ。花の地色は白色で紫の斑点はホトトギスよりも少なくなる。
シロバナヤマジノホトトギス(白花山路の杜鵑草)
ヤマジノホトトギスの花に斑点が入らない白い品種。
ヤマホトトギス(山杜鵑草)
関東以西の太平洋側および長野県に分布。晩夏に開花。ヤマジノホトトギスとよく似ているがが、花びらが下方向に強く反り返っているので区別できる(ヤマジノホトトギスは花びらが水平に開く)。
タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)
北海道から九州にかけての冷温帯域に分布。初夏から夏に開花。花の地色は黄色で赤紫の斑点が入る。
 
ホトトギスの季節・開花時期
旬の季節: 晩夏~晩秋
開花時期: 8月~11月
出回り時期: 9月~10月
花持ち期間: 3~6日程度
 
名称・原産地
科・属名: ユリ科ホトトギス属
学名: Tricyrtis spp.
和名: 杜鵑草(ホトトギス)
別名: 油点草(ユテンソウ)
英名: Toad lily
原産地: 日本、台湾、朝鮮半島
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人は恋をしている時 誰もが名詩人となる

あなたの愛を口に出そうとしてはならぬ
愛は 口では言い表し得ないもの
優しい風は 目には見えず
こっそりと静かに吹くもの
  ウィリアム・ブレイク
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370815hideto

Author:370815hideto
英人の単車魂へようこそ!

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