ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳 ジャンヌ・マリイの手

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 ジャンヌ・マリイの手


ジャンヌ・マリイは丈夫な手してる、
だが夏負けして仄かに暗く、
蒼白いこと死人の手のやう。
――ジュアナの手とも云ふべきだ?

この双つの手は褐の乳脂を
快楽けらくの池に汲んだのだらうか?
この双つの手は月きららめく
澄めらの水に浸つたものか?

太古の空を飲むだのだらうか?
可愛いお膝にちよんと置かれて。
この手で葉巻を巻いただらうか、
それともダイヤを商あきなつたのか?

マリアの像の熱き御足に
金の花をば萎ませたらうか?
西洋莨はしりどころの黒い血は
掌てのひらの中で覚めたり睡ねたり。

双翅類をば猟(か)り集め
まだ明けやらぬ晨あしたのけはひを
花々の密ママの槽へと飛ばすのか?
それとも毒の注射師か?

如何なる夢が捉へたのだらう?
展伸ひろげられたるこの手をば、
亜細亜(アジア)のかカンガールのか
それともシオンの不思議な夢か?

――密柑(ママ)を売りはしなかつた、
神々の足の上にて、日に焼けたりもしなかつた。
この手はぶざまな赤ン坊たちの
襁褓(むつき)を洗つたことはない。

この手は背骨せぼねの矯正者、
決して悪くはしないのだ、
機械なぞより正確で、
馬よりも猶強いのだ!

猛火とうごめき
戦(をのの)き慄ひ、この手の肉は
マルセイェーズを歌ふけれども
エレーゾンなぞ歌はない!

あらくれどもの狼藉(らうぜき)は
厳冬の如くこの手に応こたへ、
この手の甲こそ気高い暴徒が
接唇くちづけをしたその場所だ!

或時この手が蒼ざめた、
蜂起した巴里(パリ)市中の
霰弾砲(さんだんはう)の唐銅からかねの上に
托された愛の太陽の前で!

神々しい手よ、甞てしらじらしたことのない
我等の脣くちを顫はせる手よ、
時としておまへは拳こぶしの形して、その拳こぶしに
一連ひとつらの、指環もがなと叫ぶのだ!

又時としてその指々の血を取つて、
おまへがさつぱりしたい時、
天使のやうな手よ、それこそは
我等の心に、異常な驚き捲き起すのだ。
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今日の花便り 「アロエ」


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家の庭に有ります。両親がヨーグルトにいれて食べていたけど自分は余り好きじゃなかったです。

アロエ Aloe
属名の学名「Aloe(アロエ)」は、アラビア語で “苦味ある” を意味する「alloeh(アロエ)」が語源であるといわれている。
日本では江戸時代に蘭学者が「Aloe」を「ロエ」とよみ、漢字音をあてはめた和名として「蘆薈」と書かれていた。ただし、ロエとは読まずに「ロカイ」と読まれるようになったといわれる。

冬の花。花色は赤、オレンジ、ピンク。

アロエの花言葉
花言葉の「苦痛」は、葉の縁にトゲがあることにちなむといわれている。

「苦痛」「悲嘆」
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アロエ誕生花
9月11日、11月22日
 
アロエの種類
アフリカ南部などが原産で日本にも伝来したアロエは、九州、瀬戸内海、伊豆、千葉などで多く自生している。国内ではキダチアロエとアロエベラが多く栽培されている。
キダチアロエ(木立アロエ)
南アフリカ、ジンバブエなどが原産地。国内で最も一般的な種。冬に赤やオレンジの花を咲かせます。民間薬としても使われるので「医者いらず」とも呼ばれている。
アロエベラ
アラビア半島南部、北アフリカ、カナリア諸島などが原産地。夏に黄色い花を咲かせる。食用ではヨーグルトに入れたり、日本では刺身にもされている。
 
多肉植物
アロエは多肉植物(たにくしょくぶつ)です。多肉植物とは、葉、茎または根の内部に水を貯蔵し、乾燥に耐える植物の総称です。サボテン科に多い植物ですが、一般にサボテンは別格に扱い、園芸業界では「サボテン」とそれ以外の「多肉植物」に分けて呼んでいます。
 
西洋の花言葉(英語)
≪Language of flowers≫ 西洋の花言葉一覧
Aloe(アロエ全般)
「bitterness(苦痛)」「grief(悲嘆)」
 
アロエの季節・開花時期
旬の季節: 冬
開花時期: 11月~2月
 
名称・原産地
科・属名: ススキノキ科※アロエ属
※旧分類ではユリ科に分類
学名: Aloe arborescens
和名: 木立アロエ(キダチアロエ)
別名: 木立蘆薈(キダチロカイ)、医者いらず
英名: Krantz aloe
原産地: 南アフリカ、ジンバブエ
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恋を演じる事は難しい事かもしれないが希薄な恋なら幾らでも演じられるかも知れない。人は恋に執着すればする程自分を冷静で保つことは難しい、しかし執着しなければいつでも冷静で喜怒哀楽もない。ただそんな姿をを恋とは言わない。

恋の後悔  中原中也
 
正直(しょうじき)過ぎては不可(いけ)ません
親切過ぎては不可ません
女を御覧なさい
正直過ぎ親切過ぎて
男を何時(いつ)も苦しめます
だが女から
正直にみえ親切にみえた男は
最も偉いエゴイストでした
思想と行為が弾劾(だんがい)し合い
知情意(ちじょうい)の三分法がウソになり
カンテラの灯と酒宴との間に
人の心がさ迷います
ああ恋が形とならない前
その時失恋をしとけばよかったのです


今日の花便り 「エリカ」

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とても可愛い花。私が大好きな花のひとつです。

エリカ Heath
ヨーロッパではエリカが荒野に多く自生するため、イギリスでは「荒野」を意味するヒース(Heath)、同じくドイツではハイデ(Heide)と呼ばれている。属名の学名「Erica(エリカ)」は、ホウキを意味するラテン語のエリック(eric)が語源で、以前はエリカ属であったカルーナの枝でホウキをつくったことに由来するとみられている。

冬の花。花色はピンク、白、赤、紫、オレンジ、黄など。

エリカの花言葉
花言葉の「孤独」「寂しさ」は、風の吹きすさぶ荒野に自生するエリカの姿からつけられた。
 
「孤独」「寂しさ」「博愛」「良い言葉」
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エリカ誕生花
8月5日、9月17日(白)
 
エリカの種類
エリカ属には700種以上の野生種(大部分は南アフリカ原産)があり、多くの園芸品種もつくりだされている。日本には大正時代に多くの種類が持ち込まれたが、定着したのはジャノメエリカなどほんの数種。
ジャノメエリカ
ジャノメエリカ(蛇の目エリカ)の花名は、花の口元からおしべの黒い葯(花粉袋)がのぞいており、蛇の目模様のように見えることに由来する。
スズランエリカ
花名は、花がスズランに似ていることに由来する。
 
エリカと文学
風の吹きすさぶ荒野に生い茂るエリカとその荒涼とした風景は、スコットランドやイングランドを代表する景色のひとつ。それらは『嵐が丘』(1847年、エミリー・ブロンテ著)や『秘密の花園』(1911年、フランシス・ホジソン・バーネット著)などの文学作品にも登場して人々の郷愁を誘い、作品に独特の世界観をあたえている。
 
西洋の花言葉(英語)
Heath(エリカ全般)
「solitude(孤独)」
 
エリカの季節・開花時期
旬の季節: 冬
開花時期: 11月~6月
出回り時期: 11月~6月
花持ち期間: 10日程度
 
名称・原産地
科・属名: ツツジ科エリカ属
学名: Erica spp.
和名: エリカ
別名: ヒース、ハイデ
英名: Heath
原産地: 南アフリカ、ヨーロッパ、地中海沿岸
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下記の詩はドイツの同名の歌の歌詞だよ。聴きたい人は「エリカ 歌」で検索すれば直ぐ見つかるよ。

Erika

Auf der Heide blüht ein kleines Blümelein
荒野に可憐な花が咲いている
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ
Heiß von hunderttausend kleinen Bienelein
百千の小さな蜜蜂たちによって熱く
Wird umschwärmt Erika
取り巻かれている、エリカは
Denn ihr Herz ist voller Süßigkeit,
その心は慈愛に満ちているので
Zarter Duft entströmt dem Blütenkleid.
優しい香りが花の衣から流れ出る
Auf der Heide blüht ein kleines Blümelein
荒野に可憐な花が咲いている
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ
In der Heimat wohnt ein kleines Mägdelein
故郷には可憐な少女が住んでいる
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ
Dieses Mädel ist mein treues Schätzelein
この娘は僕の貞節な恋人
Und mein Glück, Erika.
そして僕の幸せ、エリカは
Wenn das Heidekraut rot-lila blüht,
荒野の草が赤紫に花咲くとき
Singe ich zum Gruß ihr dieses Lied.
僕は彼女への挨拶にこの歌をうたう
Auf der Heide blüht ein kleines Blümelein
荒野に可憐な花が咲いている
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ
In mein'm Kämmerlein blüht auch ein Blümelein
僕の小部屋にも花が咲いている
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ
Schon beim Morgengrau'n sowie beim Dämmerschein
朝明けにも夕暮れにも
Schaut's mich an, Erika.
僕を見つめている、エリカは
Und dann ist es mir, als spräch' es laut:
それは声高に僕に話しかけているようだ
Denkst du auch an deine kleine Braut?
あなたは若い許嫁のことをちゃんと想っているの
In der Heimat weint um dich ein Mägdelein
故郷では少女があなたのことで泣いていますよ
Und das heißt: Erika.
その名はエリカ


今日の花便り 「ブバルディア」

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今日は花を楽しむ雰囲気ではないですがこういう時だからこそ花を観て落ち着きましょう。

ブバルディア Bouvardia
属名の学名「Bouvardia(ブバルディア)」は、ルイ13世の侍医でありパリ植物園の園長でもあったシャルル・ブバール(Charles Bouvard / 1572~1658)の名にちなむ。つぼみの状態がカニの目に似ていることから「蟹の目」の別名もある。

周年出回る花。花色は赤、白、ピンク、黄、オレンジなど。

ブバルディアの花言葉
ブバルディア属には約30の原種があり、いくつかの原種をもとに多くの園芸品種が作られている。花言葉の「交流」「親交」これにちなむといわれている。

「交流」「親交」「情熱」
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ブバルディア誕生花
10月10日、12月26日
 
西洋の花言葉(英語)
Bouvardia(ブバルディア全般)
「enthusiasm(情熱)」
 
ブバルディアの季節・開花時期
旬の季節: 秋~冬
開花時期: 10月~12月
出回り時期: 周年
花持ち期間: 7日程度
 
名称・原産地
科・属名: アカネ科ブバルディア属
学名: Bouvardia hybrida
和名: ブバルディア
別名: ブバリア、蟹の目(カニノメ)、寒丁字(カンチョウジ)
英名: Bouvardia
原産地: 熱帯アメリカ

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人から他人を思いやる心が薄れていくと争いが起きる。そして人を傷つけて後悔する。人とは愚かな生き物だ。

「来世」 谷郁雄

もしも
生まれ変れるなら
もう一度
ぼくになる
君が
ぼくの目の前を
通り過ぎたとき
それが
君だと
思い出せるように

今日の花便り 「ネリネ 」

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彼岸花の一種だけど少し違う!今日草刈りして家でも咲いてるのを観たよ。

ネリネ Nerine
属名の学名「Nerine(ネリネ)」は、ギリシア神話に登場する美しい水の妖精ネーレーイスの名にちなむ。英語では学名と同じ「Nerine(ネリネ)」と呼ばれる。また、花に日が当たると宝石のようにキラキラと輝くことから「Diamond lily(ダイヤモンドリリー)」とも呼ばれている。

周年出回る花。花色は赤、ピンク、白、青、紫、黄、オレンジなど。

ネリネの花言葉
花言葉の「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」は、水底に暮らした水の妖精ネーレーイスの不自由な生活に由来するともいわれている。

「また会う日を楽しみに」「忍耐」「箱入り娘」

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ネリネ誕生花
10月13日、10月17日、11月25日
 
ネリネの季節・開花時期
旬の季節: 秋~冬
開花時期: 10月~12月
出回り時期: 周年
花持ち期間: 7日程度
 
名称・原産地
科・属名: ヒガンバナ科ネリネ属
※クロンキスト体系(旧分類)ではユリ科に分類
学名: Nerine spp.
和名: ネリネ
別名: ダイヤモンドリリー
英名: Nerine, Diamond lily
原産地: 南アフリカ

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何も思い浮かばないというのは幸せなことなのかも知れない。またどうでも良いような恋物語を創作しないで済むのだから。詩の世界のように人間とは美しくもなければ可愛くもない。まあ現実とはそういった世界。

おまえが花のように 中原中也
 
おまえが花のように
淡鼠(うすねず)の絹の靴下穿(は)いた花のように
松竝木(まつなみき)の開け放たれた道をとおって
日曜の朝陽を受けて、歩んで来るのが、
僕にみえだすと僕は大変、
狂気のようになるのだった
それから僕等磧(かわら)に坐って
話をするのであったっけが
思えば僕は一度だって
素直な態度をしたことはなかった
何時(いつ)でもおまえを小突(こづ)いてみたり
いたずらばっかりするのだったが
今でもあの時僕らが坐った
磧の石は、あのままだろうか
草も今でも生えていようか
誰か、それを知ってるものぞ!
おまえはその後どこに行ったか
おまえは今頃どうしているか
僕は何にも知りはしないぞ
そんなことって、あるでしょうかだ
そんなことってあってもなくても
おまえは今では赤の他人
何処(どこ)で誰に笑っているやら
今も香水つけているやら

今日の花便り 「シャコバサボテン」

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この花の咲くサボテン家に有りました、子供の頃の記憶だけど鮮明に覚えています。いったい何処に行ってしまったんでしょうね。

蝦蛄葉サボテン Christmas cactus
花名のシャコバ(蝦蛄葉)は、茎の節ごとに数個の対になった突起があり、これが甲殻類のシャコに似ていることに由来する。英語ではクリスマス(12月25日)のころに開花することから「クリスマスカクタス(Christmas cactus)」と呼ばれている。また、アメリカの感謝祭(11月の第4木曜日)のころでもあり「サンクスギビングカクタス(Thanksgiving cactus)」とも呼ばれる。(カクタス = サボテン)
シャコバサボテンの一種でデンマークで品種改良された「デンマークカクタス」も多く流通している。

冬の花。花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジなど。

シャコバサボテンの花言葉
花言葉の「一時の美」は花が咲いていない時期とのギャップから、「美しい眺め」はその美しい花姿に由来するといわれている。
 
「一時の美」「美しい眺め」
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シャコバサボテン誕生花
12月10日(誕生花が幾つもあり曖昧です!)
 
シャコとカニ
シャコバサボテンによく似ている植物にカニバ(蟹葉)サボテンがある。カニバサボテンは突起があまりない小判型の茎節が特徴です。シャコバサボテンよりも遅い1~3月ごろに赤やピンクなどの花を咲かせる。
 
サボテンの季節・開花時期
旬の季節: 冬
開花時期: 10月~1月
出回り時期: 周年
 
名称・原産地
科・属名: サボテン科シュルンベルゲラ属
学名: Schlumbergera truncata
和名: 蝦蛄葉サボテン(シャコバサボテン)
別名: デンマークカクタス
英名: Christmas cactus, Thanksgiving cactus
原産地: ブラジル
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「人は新しい恋を見つければ過去の恋を忘れられる」
詭弁を言うな!新しい恋を見つければ?そんなに簡単に愛した人を忘れられるならその愛はその程度!死ぬほど恋焦がれてるなら忘れられる訳がない!愛してると言いながら自分は傷つくのが嫌だから逃げ道作ってるような奴ならそりゃあその程度しか愛してないんだから簡単に忘れられるよな!

「帰途」 田村隆一

言葉なんかおぼえるんじゃなかった
言葉のない世界
言葉が意味にならない世界に生きてたら
どんなによかったか

あなたが美しい言葉に復讐されても
そいつは ぼくとは無関係だ
きみが静かな意味に血を流したところで
そいつも無関係だ

あなたのやさしい眼のなかにある涙
きみの沈黙の舌からおちてくる痛苦
ぼくたちの世界にもし言葉がなかったら
ぼくはただそれを眺めて立ち去るだろう

あなたの涙に 果実の核ほどの意味があるか
きみの一滴の血に この世界の夕暮れの
ふるえるような夕焼けのひびきがあるか

言葉なんかおぼえるんじゃなかった
日本語とほんのすこしの外国語をおぼえたおかげで
ぼくはあなたの涙のなかに立ちどまる
ぼくはきみの血のなかにたったひとりで帰ってくる


石川啄木歌集「一握の砂」より

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砂山の砂に腹這はらばひ
初恋の
いたみを遠くおもひ出いづる日


今日の花便り 「サルスベリ」


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サルスベリって花名のお蔭で子供の時は何処かの玩具かと思ってました(笑)実は隣の町のサルハジキという民芸品と間違えてたようです。

百日紅 Crape myrtle
花名のサルスベリ(猿滑)は、樹皮がツルツルしていて、猿でも滑りそうなところに由来する。実際には滑ることなく、簡単に登ってしまう。また、百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれ、サルスベリが夏の盛りに長い間咲き続けることにちなむ。

夏の花(最盛期は7~8月)。花色は赤、ピンク、白、紫など。

サルスベリの花言葉
花言葉の「雄弁」は、枝先に群がり咲くサルスベリの華やかな咲きっぷりに由来するといわれている。また、枝をこすると葉や花が揺れ、盛んに話しているようにみえることから「雄弁」の花言葉がついたともいわれている。
 
「雄弁」「愛嬌」「不用意」

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サルスベリ誕生花
8月29日
 
サルスベリの言い伝え
ある王子が恋人に百日後の再会を約束して旅立った。しかし、王子が戻るとすでに恋人は亡くなっていた。そして、恋人が埋葬された場所からサルスベリが生えたという。これが百日紅(ヒャクジツコウ)の名前の由来であるともいわれている。
 
サルスベリの主な種類
サルスベリ(猿滑)
中国南部原産。別名は百日紅(ヒャクジツコウ)。
バナバ
和名はオオバナサルスベリ(大花百日紅)。東南アジア原産で、サルスベリより大きな花がつく。古くからその葉を煮出し、健康茶(バナバ茶)として飲まれている。
シマサルスベリ(島百日紅)
沖縄、中国、台湾に自生。花期は6~8月ごろで白い花を咲かせる。
 
サルスベリの季節・開花時期
旬の季節: 夏
開花時期: 7月~10月
出回り時期: 6月~10月(最盛期は7~8月)
花持ち期間: 3~4日程度
開花期間: 3ヶ月程度
 
名称・原産地
科・属名: ミソハギ科サルスベリ属
学名: Lagerstroemia indica
和名: 猿滑 / 百日紅(サルスベリ)
別名: 百日紅(ヒャクジツコウ)、怕痒樹(ハクヨウジュ)
英名: Crape myrtle
原産地: 中国
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聖書 ヘブル人への手紙
9:27そして、一度だけ死ぬことと、死んだ後さばきを受けることとが、人間に定まっているように

「霊(愛)は消滅しない 霊(愛)は不滅」本当に人を愛すとはこういう事じゃないのか?

愛する人がこの世から去ってもあの世で待っている
愛する人とこの世で報われなくてもあの世で報われる
愛する人を亡くしても時が経てば新しい恋を見つけられる?
愛する人があの世で待っているのに?




『ばらの花』 文月 悠光


 わたしにとって
 「わたし」はひとりきりだから。
 あなたはあなたを
 裁くことができますか。
 自らのとげを
 愛することができますか。
 とげを愛してもらえなければ
 花は花を生きられない。
 刺して知らせる誰かの指がほしかった


ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー詩集 中原中也訳  七才の詩人


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 七才の詩人


母親は、宿題帖を閉ぢると、
満足して、誇らしげに立去るのであつた、
その碧い眼に、その秀でた額に、息子が
嫌悪の情を浮べてゐるのも知らないで。

ひねもす彼は、服従でうんざりしてゐた
聡明な彼、だがあのいやな顔面痙患つてをり、
その目鼻立ちの何処となく、ひどい偽嬌を見せてゐた。
壁紙が、黴びつた廊下の暗がりを

通る時には、股のつけ根に拳こぶしをあてがひ
舌をば出した、眼めんめをつぶつて点々ぼちぼちも視た。
夕闇に向つて戸口は開いてゐた、ラムプの明りに
見れば彼、敷居の上に喘いでゐる、
屋根から落ちる天窗(てんまど)の明りのその下で。
夏には彼、へとへとになり、ぼんやりし、
厠かはやの涼気のその中に、御執心にも蟄居(ちつきよ)した。
彼は其処にて思念した、落付いて、鼻をスースーいはせつゝ。

様々な昼間の匂ひに洗はれて、小園が、
家の背後うしろで、冬の陽光ひかりを浴びる時、彼は
壁の根元に打倒れ、泥灰石に塗まみれつゝ
魚の切身にそつくりな、眼めを細くして、
汚れた壁に匍(は)ひ付いた、葡萄葉ぶだうばの、さやさやさやぐを聴いてゐた。
いたはしや! 彼の仲間ときた日には、
帽子もかぶらず色褪せた眼めをした哀れな奴ばかり、
市場とばかりぢぢむさい匂ひを放あげる着物の下に
泥に汚れて黄や黒の、痩せた指をば押し匿し、
言葉を交すその時は、白痴のやうにやさしい奴等。
この情けない有様を、偶々(たまたま)見付けた母親は
慄へ上つて怒気含む、すると此の子のやさしさは
その母親の驚愕に、とまれかくまれ身を投げる。
母親だつて嘘つきな、碧い眼めをしてゐるではないか!

七才にして、彼は砂漠の生活の物語ロマンを書いた。
大沙漠、其処で自由は伸び上り、
森も陽も大草原も、岸も其処では燿かがやいた!
彼は絵本に助けを借りた、彼は絵本を一心に見た、
其処にはスペイン人、イタリヤ人が、笑つてゐるのが見られるのだつた。
更紗(サラサ)模様の着物著た、お転婆の茶目の娘が来るならば、
――その娘は八才で、隣りの職人の子なのだが、
此の野放しの娘奴めが、その背に編髪おさげを打ゆすり、
片隅で跳ね返り、彼にとびかゝり、
彼を下敷にするといふと、彼は股もゝに噛み付いた、
その娘、ズロース穿いてたことはなく、
扨、拳固でやられ、踵かかとで蹴られた彼は今、
娘の肌の感触を、自分の部屋まで持ち帰る。

どんよりとした十二月の、日曜日を彼は嫌ひであつた、
そんな日は、髪に油を付けまして、桃花心木アカジユの円卓に着き、
縁がキャベツの色をした、バイブルを、彼は読むのでありました。
数々の夢が毎晩寝室で、彼の呼吸を締めつけた。
彼は神様を好きでなかつた、鹿ノ子の色の黄昏たそがれに場末の町に、
仕事着を着た人々の影、くり出して来るのを彼は見てゐた
扨其処には東西屋がゐて、太鼓を三つ叩いては、
まはりに集る群集を、どつと笑はせ唸らせる。
彼は夢みた、やさしの牧場、其処に耀かゞよふ大浪は、
清らの香かをりは、金毛は、静かにうごくかとみれば
フツ飛んでゆくのでありました。

彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、
鎧戸(よろひど)閉めて、ガランとした部屋の中、
天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、
心を凝らし気を凝らし彼が物語ロマンを読む時は、
けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、
霊妙の林に開く肉の花々、
心に充ちて――眩暈めくるめき、転落、潰乱、はた遺恨!――
かゝる間も下の方では、街の躁音さやぎのこやみなく
粗布あらぬの重ねその上に独りごろんと寝ころべば
粗布あらぬのは、満々たる帆ともおもはれて!……

今日の花便り 「コリウス」

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美しい花というよりも美しい葉というべきでしょう。しかし私には美しい花に見えるのです。

コリウス Coleus
属名の学名「Coleus(コリウス)」は、ギリシア語の「Koleos(さや)」を語源とし、花序が刀のさやに似ていることにちなむといわれている。シソに似て、葉に赤や黄色など多彩で鮮やかな斑模様があることから「錦紫蘇(ニシキジソ)」や「金襴紫蘇(キンランジソ)」の別名もある。英語では学名と同じ「Coleus(コリウス)」や「Painted nettle」と呼ばれる。

初夏~夏に出回る植物。葉色は緑、赤、ピンク、黄、紫、白。花色は青、紫。
コリウスの花言葉
夏になると穂状の小さな花を咲かせますが、花が咲くと葉の色があせてくるので花はつみとられます。花言葉の「かなわぬ恋」はこれにちなむともいわれる。

「かなわぬ恋」「善良な家風」「健康」
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これがコリウスの花
 
コリウス誕生花
8月18日、10月2日、10月11日
 
コリウスの種類
一般に流通しているコリウスの品種には大葉のニシキジソ(コリウス・ブルメイ)と小葉のヒメコリウス(コリウス・プミルス)がある。
 
コリウスの季節・開花時期
旬の季節: 初夏~秋
開花時期: 6月~10月
 
名称・原産地
科・属名: シソ科コリウス属
学名: Coleus blumei
和名: コリウス
別名: 金襴紫蘇(キンランジソ)、錦紫蘇(ニシキジソ)
英名: Coleus, Painted nettle
原産地: インドネシア、スリランカ
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「聖書で未だ理解し得ない神の教え」
見える人を愛せないのに見えない人を愛せる訳がない。何時か俺も見えない何かを愛せるようになれるのだろうか。

愛について フリードリヒ・ニーチェ

「女そのもの」というタイプの女性は、愛するときはいつも相手をずたずたにする。

男は「これぞ、と感じる女を奪ってやれ」と思う。女は奪わず、そっと盗む。

愛が恐れているのは、愛の破滅よりも、むしろ、愛の変化である。

人間は恋をしている時には、他のいかなる時よりも、じっとよく耐える。つまり、すべてのことを甘受するのである。

      
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Author:370815hideto
英人の単車魂へようこそ!

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