山吹

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花言葉のように気品のある黄色い花。いにしえの歌人も美しい歌を残している。

吉野河 
岸の山吹 
吹く風に 
そこの影さえ 
うつろひにけり
  紀貫之

山吹 Kerria
和名の「山吹(ヤマブキ)」は、細くしなやかな枝が風に揺れる様子から「山振り(やまぶり)」と呼ばれ、それが転訛したものといわれている。また、春になると黄色い花で山が埋めつくされるさまの「山春黄(やまはるき)」が変化したという説もある。属名の学名「Kerria(ケリア)」は、スコットランドの植物学者ウィリアム・カー(William Kerr / ~1814)の名前にちなむ。
ヤマブキと武将
室町時代の武将、太田道灌(1432~1486)は、突然のにわか雨にあって農家で蓑(みの)を借りようとした。すると、娘が出てきて一輪のヤマブキの花を無言で差し出した。蓑を借りようとしたのに花を出されて道灌は内心腹を立てる。後にこの話を家臣にしたところ、それは『後拾遺和歌集』の「七重八重 花は咲けども 山吹の実の一つだに なきぞ悲しき」の歌に掛けて、山間(やまあい)の茅葺きの家であり、貧しく蓑(実の)ひとつ持ち合わせがないことを奥ゆかしく答えたのだと教わる。道灌は古歌を知らなかったことを恥じて、その後歌道に励み、歌人としても名をはせたといわれている。
 

春の花(最盛期は5月)。花色は黄(山吹色)。

ヤマブキの花言葉
鮮やかな黄色の花を多数咲かせるヤマブキ。谷底に落とした金貨がヤマブキの花になったという言い伝えもあり、「気品」「金運」の花言葉もそれにちなむといわれている。 

「気品」「崇高」「金運」

 
ヤマブキ誕生花
3月28日、5月4日
 
ヤマブキの種類
北海道から九州まで分布するヤマブキ。花は一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きの品種がよく栽培されている。似た花にシロヤマブキがありますが別属(シロヤマブキ属)になる。
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八重山吹(ヤエヤマブキ)
古くから栽培される八重咲きの園芸品種。種子ができず、地下茎を伸ばして広がる。
 
旬の季節: 春
開花時期: 4月~5月
出回り時期: 4月~5月(最盛期は5月)
花持ち期間: 7日程度(一枝)
 
科・属名: バラ科ヤマブキ属
学名: Kerria japonica
和名: 山吹(ヤマブキ)
別名: 面影草(オモカゲグサ)
英名: Kerria, Japanese kerria, Japanese rose
原産地: 日本、中国


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松尾大社の山吹。京都に山吹巡りの旅も良いね!
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