思い出させる女「神谷えりな」

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えりなが密室に閉じ込められてるような姿を観ると思い出す。
小学生の頃良く悪ガキ仲間と近所にある工場の製品置き場で遊んだんだ。そこはヒューム管という鉄筋をコンクリートで固めた管を制作する工場だった。その管の外観は見事な物で子供が中で暴れられる大きさのものも有れば子供がやっと匍匐で入れる大きさのものや手のひら位が入るものもあった。今考えても不思議なのだがその製品置き場という所は200mも行けば工場で生産が行われていて人の行き交いも頻繁なのに何時行っても人がいるのを見た事が無い。そうなればクソガキの考える事は「恰好の遊び場」としていたずらの限りを尽くす事しかない。しかも遊んでいて一度も注意しに来た人はひとりとしていなかった。
しかしその工場がある日思いもよらぬ事故があって作業員が転落した管の下敷きになって亡くなったらしいのだがそんな事はお構いなしにいつものように管という管を走り回って遊んでいた。ところがその日は悪ガキ仲間が早く帰ってしまって遊び足りない自分だけ残って通り抜けたり落書きしたり登ったしていた時だった。ひょんな拍子に管と管の間に足が滑って入り込んで抜けなくなってしまったのだ。幾ら頑張って抜こうとしても激痛が走るだけで抜く事は出来なかった。仲間はいないし助けてと叫んでも誰も来ることもなくもう自分ではどうする事も出来ず唯泣いていた。幾時間経ったろうか夕日も落ちて夜になり工場の照明も消えた。その時子供心に「このまま死んでしまう」と声も出ずに泣いていた。そんなすすり泣きをしている時何処からともなく大人の声が聞こえて来て「大丈夫、今助けてやるからもう泣くな」と!しかし周りに人の姿は無かった。そして次の瞬間あれほど頑張っても抜けなかった足が抜けた!

私は今でも信じている。
私を救ってくれたのはその亡くなった人だと。
その場所に何度もお礼を言いに行ったよ
あの工場が閉鎖になるまで










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