ロベリア

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とても美しい、まるで青い絨毯のようだ!

瑠璃溝隠 Lobelia
学名「Lobelia(ロベリア)」は、フランドルの医師、植物学者マティアス・デ・ロベル(Matthias de l’Obel / 1538~1616)の名にちなみ、和名の「瑠璃溝隠(ルリミゾカクシ)」は、瑠璃色(紫色を帯びた濃い青色)の花が溝を隠すほどむらがって咲くことに由来するといわれている。

春の花。花色は紫、青、ピンク、白、青紫、赤紫など。

ロベリアの花言葉
花言葉の「悪意」は、ロベリアに毒性があることに由来するともいわれている。
 
「悪意」「謙遜」
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種類別の花言葉
ロベリア・カーディナリス(ベニバナサワギキョウ)
「卓越」「優秀さ」
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ロベリア誕生花
7月5日、10月30日
 
西洋の花言葉(英語)
Lobelia(ロベリア全般)
「malevolence(悪意)」
Lobelia, Cardinalis(ロベリア・カーディナリス)
「distinction(卓越、優秀さ)」
 
ロベリアの季節・開花時期
旬の季節: 春
開花時期: 5月~6月
 
名称・原産地
科・属名: キキョウ科ミゾカクシ属
学名: Lobelia erinus
和名: 瑠璃溝隠(ルリミゾカクシ)
別名: 瑠璃蝶草(ルリチョウソウ)、瑠璃蝶々(ルリチョウチョウ)、ロベリア
英名: Lobelia, Edging Lobelia, Garden Lobelia
原産地: 南アフリカ

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倉敷酒津公園東入口!


竹久夢二 童話集 春より 大きな蝙蝠傘


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大きな蝙蝠傘


 それはたいそう大きな蝙蝠傘でした。
 幹子みきこは、この頃ごろ田舎いなかの方から新しくこちらの学校へ入ってきた新入生でした。髪の形も着物も、東京の少女に較くらべると、かなり田舎染みて見えました。けれど、幹子はそんな事を少しも気にかけないで、学科の勉強とか運動とか、つまり、少女のすべきことだけをやってのけると言った質たちの少女でした。たとえば青い空に葉をさしのべ、太陽の方へ向いてぐんぐん育ってゆく若木のようにのんびりした少女でした。
 それにしても、幹子が毎日学校へ持ってくる蝙蝠傘は非常に大きなもので、忽たちまち学校中の評判になりました。
 どこの級にも、頓智とんちがあってたいへん口が軽く、気の利いたことを言っては皆を笑わせることの好きな愚おろかな生徒が一人や二人はあるものです。幹子の級にも、時子ときこと朝子あさこという口のわるい生徒がありました。
 ある日、幹子みきこは学校へゆく途中で、この口のわるい連中に出会いました。むろんこの時、幹子は例の蝙蝠傘こうもりがさを持っていたので、忽たちまちそれが冷笑の的になりました。
「あら何処どこの紳士かと思ったら、幹子さんだったわ、幹子さんお早う」
 時子ときこが言った。なるほど幹子の蝙蝠傘は、黒い毛繻子張けじゅすばりで柄の太い大きなものだから、どう見ても、祖父様おじいさんの古いのをさしたとしか見えませんでした。事実またそうであったかもしれません。この場合「何処の紳士かと思ったら」というのは、ほんとに適評だったので、皆はどっと笑いくずれました。
 幹子も一緒になって笑いながら「お早う」と挨拶あいさつして、つまらないお友達にかまってはいられないと言ったように、さっさとそこを通りぬけて、まっすぐに学校の方へ歩いた。
「あのくらい蝙蝠傘が大きかったら日にやけないで好いいわね」
「ええ、だから幹子さんは、お色が白いわよ」
 そう言って冷笑しているのも幹子の耳へ這入はいった。けれど幹子は何を言われても平気でいた。
「でも幹子さんの田舎いなかじゃあれでたいへんハイカラなのかも知れないわ」
「そうね。私はこう思うの、幹子さんのお父様はきっと薬屋さんに違いないわ。だから幹子さんをいまに薬売くすりうりにするんだわ。ほら、よく薬売があんな大きな蝙蝠傘をさして来るでしょう。「本家、讃岐さぬきは高松たかまつ千金丹せんきんたん……つて歌って来るじゃないの」そう言って時子は、面白く節をつけて歌って見せた。
「そうよ、そうよ」
「きっとそうだわ」
と口口に言うのでした。
 この時、幹子は静かに気にもかけないような風で振返りながら、
「私が薬屋になったら、好よい薬を売ってあげますから、安心していらっしゃいな」
 幹子は、笑いながらそう言って、すたすたと行ってしまった。
 そう言われると、口のわるい連中も、さすがに何も言えないで黙っていた。
 それから四五日してから学校の授業中、俄にわかに雨が降りだして、授業の終る頃ころには流れるように降ってきた。
 今こそ、この冷笑の種になった大きな蝙蝠傘が役にたつ時が来た。
 幹子は、時子や朝子あさこが、小さな美しい蝙蝠傘を持てあましているのを見かねて、
「皆様この中へ這入っていらっしゃいな、大きいからみんな這入れてよ」
 三人は仲よく、大きなハイカラな蝙蝠傘のお蔭かげで、少しも雨にぬれないで家うちへ帰ることが出来たのでした。


オダマキ

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オダマキと言うと家庭栽培のイメージが有るがここら辺では見た事ないし何か花言葉もイマイチだけど綺麗な花だよ!

オダマキ Columbine
花名のオダマキは、花の形が麻糸を巻くために使った苧環(オダマキ)に似ていることに由来する。同様に糸巻きに似ているということから糸繰草(イトクリソウ)の別名もある。英名のコランバイン(Columbine)は「鳩のような」という意味で、つぼみの形にちなむ。

晩春~初夏の花。花色は紫、赤、白、ピンク、黄、青など。

オダマキの花言葉
英名のコランバインは、ヨーロッパの道化芝居に登場する娘の名でもあり、その娘が持つ杯に花姿が似ていることにちなむ。「愚か」の花言葉は道化役に由来する。
かつてヨーロッパでこの植物がライオンソウと呼ばれていた。ライオンがこの葉を食べるので非常な力があるといわれ、人間が両手に葉をこすりつけるだけで勇気がでると信じられていた。紫のオダマキの花言葉「勝利への決意」はこの話にちなむ。
赤いオダマキの花言葉「心配して震えている」は、この花がヨーロッパで「捨てられた恋人」のシンボルになっていることに由来するといわれている。

「愚か」

色別の花言葉
紫のオダマキ
「勝利への決意」
赤いオダマキ
「心配して震えている」
白いオダマキ
「あの方が気がかり」
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オダマキ誕生花
5月14日(紫)、5月29日、6月2日(赤)
 
オダマキの種類
世界に約70種が知られるオダマキ属。日本にはヤマオダマキ(紫褐色)、ミヤマオダマキ(青紫色)の2種が山地から高山にかけて分布する。一般に出回っているのはセイヨウオダマキの改良品種で、多彩な色や花姿を誇る。
 
オダマキの花
紫や赤などの花びらに見えるのは萼(がく)で、本当の花は内側の白い部分。
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西洋の花言葉(英語)
Columbine(オダマキ全般)
「folly(愚か)」
Purple Columbine(紫のオダマキ)
「resolved to win(勝利への決意)」
Red Columbine(赤いオダマキ)
「anxious and trembling(心配して震えている)」
 
オダマキの季節・開花時期
旬の季節: 晩春~初夏
開花時期: 5月~6月
出回り時期: 5月~6月
花持ち期間: 4~5日程度
 
名称・原産地
科・属名: キンポウゲ科オダマキ属
学名: Aquilegia spp.
和名: 苧環(オダマキ)
別名: 糸繰草(イトクリソウ)、アキレギア
英名: Columbine
原産地: 日本、アジア、ヨーロッパ
 
オダマキを国花とする国
アメリカ合衆国(セイヨウオダマキ)※
※アメリカでは各州の州花が重視されるためあまり知られていません。
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葛飾水元公園!これは花菖蒲だがオダマキも咲いてるよ!



海潮音拾遺 上田敏訳  ダンテ アリギエリ

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あはれ今 ダンテ・アリギエリ

あはれ、今、「愛」の路みち行ゆく君たちよ、
止とまりても見よ、世の中なかに、
われのに似たる悲かなしみをする人ありや。
願はくば、わが言ふところ、聞き終り、
さもこそと、憐あはれみ給へ、
われこそは憂愁いうしうの宿やどなれ、戸なれ。

功績いさをしのたえて空むなしきわれなるに、
「愛」は情なさけのいと深く、
心樂しきうまし世にわれを据ゑ置き、
人皆のうらやみ草ぐさとし給ふに、
脊向そがひにて囁く聲こゑす、
『この若人わかうどの、いかなれば、かくも榮ゆる』

あな、氣疎けうとしや、勢いきほひはすべて痿なえけり、
諸もろもろの「愛」の寶たからもほろびけり。
はかなくも殘れる身には、
來こしかたの追憶おもひでも憂うし。

さながら、われは零落の身を恥はぢらひて
貧しさを掩おほはむとするなれの果はて、
おもてには快樂けらくをよそひ、
心には惱みわづらふ。


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英人の単車魂へようこそ!

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